アイリッシュ・タイムズの主催で行われていた2021年「アイルランドで最も住みたい場所」大賞はウォーターフォード市に決定しました。審査員の満場一致での決定だそうです。最終選考に残っていたのは、コークのクロナキルティ、ゴルウェー市、モナハンのグラスラハ、ケリーのキラーニーでした。
今年6月に始まったこのコンテストでは、2400人の人々からアイルランド全国36県の470か所のノミネートがありました。
審査員は RTE の Nation Wide という番組のプレゼンターであるザイナブ・ボラダレ、アイリッシュ・タイムズのジャーナリストのロシータ・ボーランド、GPで公衆衛生コメンテーターのイロナ・ダフィー、メイヨーの建築家のサイモン・ウォール、そして審査委員長はアイリッシュ・タイムズのジャーナリストのコナー・グッドマンです。
選考基準は、自然のアメニティ、建物、コミュニティ・イニシアチブ、スピリットなどなど。もっと具体的には、クラブやソサイアティやアクティビティの有無、地元の行政サービス、多様性、外からの人を歓迎するかどうか、交通の便、雇用機会、不動産価格と住宅供給、生活費、在宅勤務のためのデジタル環境、安全面など。
ウォーターフォードが良かったのは、まず住みやすく、歩いて回れるシティー・センター。ヴァイキング・トライアングルと呼ばれる美術館・博物館が集まったエリアがあって、これはここ数年で再開発されたものらしいです。
住宅危機が問題になっているアイルランドでは、手ごろな金額で住む場所が手に入るかというのが大きな検討ポイントとなりました。ウォーターフォードの家の平均価格は約200,000ユーロ。買いやすい値段で売りに出ている家も十分にあります。
パンデミックへの対応もウォーターフォードは良かったようです、2020年をほぼ通して、ウォーターフォード県の感染率は他の県に比べて低かったようです。
アイルランドで最も住みたい場所」コンテストは今回で2回目。前回はメイヨーのウェストポートが大賞に輝きました。
私も昨年、久しぶりにウォーターフォードに行って来て、ウォーターフォード・クリスタルの工場を見学したり、美術館を回ったりしました。ヴァイキング・トライアングルはきれいに整備されていて、ワクワク感ありましたよ。