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2020年、アイルランドで最も称賛されたアスリートはケイティ―・テイラー (女子ボクシング)

 

スポーツに関する意識調査の記事がアイリッシュ・タイムズに掲載されていました。調査を実施したのはTSSI (Teneo Sport and Sponsorship Index) という団体。2020年のスポーツ界についてアイルランド人1000人に聞いた調査結果で、回答者は性別、年齢、社会階級などを考慮してを選択されています。

 

www.irishtimes.com

 

人気が高かったのは女子ボクサーのケイティー・テイラー。3部門でトップに選ばれています。ケイティー・テイラーロンドン五輪で金メダルを獲得。プロに転向してからは17戦17勝 (6 KO)。ライト級世界統一チャンピオンです。

 

 

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フィブスボロにあるケイティー・テイラーの壁画

 

「最も称賛されたスポーツ選手」部門。ケイティー・テイラー (女子ボクシング) が30%でダントツです。以下、ジョナサン・セクストン (ラグビー) が6%、シェーン・ローリー (ゴルフ、5%)、パドレグ・ハリントン (ゴルフ、4%)、ジョー・カニング (ハーリング、4%)、コナー・マレー (ラグビー、4%)、サム・ベネット (自転車、4%)。サッカー選手が一人も入っていないのは寂しいですね。

 

「スポーツ界で最も記憶に残る瞬間」部門。1位はケイティー・テイラーがデルフィン・パースーンを破った瞬間 (32%)。次いで、サム・ベネットツール・ド・フランスの最終ステージを勝った瞬間 (15%)、ティぺラリーが85年ぶりにマンスターのハーリングで優勝した瞬間 (11%)、リマリックがオール・アイルランド選手権決勝でウォーターフォードを破った瞬間 (7%)、オール・アイルランド選手権準決勝でウォーターフォードハーリング・チームが9点差をひっくり返してキルケニーに買った瞬間 (7%) と続きます。やっぱり自転車レースって人気があるんだなあ、というのが私の印象です。

 

「最も好きなスポーツ」部門でトップにたったのは、ゲーリック・ゲームズで24%。これは主にゲーリック・フットボールハーリング/カモギですね。続いてサッカーが14%、ラグビーが13%。同率4位がテニスとサイクリングで5%ずつ。同率6位がゴルフと陸上で3%ずつとなっています。ゲーリック・スポーツを皆さんお好きなのはもちろん知っていましたけど、想像以上に他のスポーツを引き離していました。ラグビーとサッカーはほぼ同じ。これは予想どおり。

 

「年間最優秀チーム」部門では、ダブリン男子ゲーリック・フットボール・チームが24%で1位。リムリックのハーリング・チームが僅差の23%で2位。それぞれオール・アイルランド選手権の優勝チームです。ラグビーのレンスターが20%、ダブリン女子ゲーリック・フットボール・チームが12%で4位。5位にアイルランドのサッカー・リーグのダンドークFCが入りました (10%)。

 

「スポーツにおける最大の成果」部門。ここでもケイティー・テイラーが強い。1位はテイラーがパースーンを破って世界統一ライト級チャンピオンの座を防衛したこと (27%)。サム・ベネットツール・ド・フランスでグリーン・ジャージーを獲得したこと (14%)。個人総合成績1位の選手が着用するのがイエロー・ジャージー (マイヨ・ジョーヌ) ですが、最多のポイントを獲得した選手 (最も一貫して強さを発揮した選手) が着用するのがグリーン・ジャージー (マイヨ・ヴェール) です。3位がダブリンのゲーリック・フットボール・チームのオール・アイルランド選手権優勝 (9%)、4位がリマリックのハーリング・チームのオール・アイルランド選手権優勝 (8%)、5位がティペラリーのゲーリック・フットボール・チームのマンスター地区優勝 (7%) でした。

 

「2021年で最も楽しみにしていること」部門は、1位が東京オリンピック (20%)。いやあ、オリンピックのために準備してきた選手のためにも開催してほしいですね。ラグビーシックス・ネイションズ (17%)、ゲーリック・フットボールのオール・アイルランド選手権 (14%)、ハーリングのオール・アイルランド選手権 (11%)、サッカーのヨーロッパ選手権 (10%) と続きます。

 

 以上です。

 

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