たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ウォーターフォード宝物美術館

ウォーターフォードでは少し時間が余ったので、ウォーターフォード・クリスタルのすぐ前にある “Waterford Museum of Treasures” という博物館を見学してきました。 この博物館は3つの建物に分かれているので、正確にはそのうちの1つである Medieval Museum (中世博物館) です。

そんなに期待しないで入ったのですが、予想外によかったのです。

市内を発掘した際に見つかった工芸品を鑑賞できるほか、この街とイングランドとの関係をパネルで知ることもできます。

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しかし、なんといっても圧巻は、中世の聖職者が着用した数々の祭服が贅沢に一か所にまとめて展示されていたこと。このような展示はほかでは見たことなかったです。

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ウォーターフォードの観光協会は「Waterford – Where Ireland Begins」(ウォーターフォード - アイルランドが始まる場所) というキャッチフレーズを使用しています。

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「アイルランドが始まる」とは結構大きく出たな、と思ったので、ちょっとウォーターフォード市について調べてみました。

10世紀にヴァイキングの侵略者がこの地に都市を建設。これがアイルランド最初の都市 (City) と呼べるものだそうです。

その後、ノルマン人の侵攻を受け、まずウォーターフォードが、次にダブリンが、イングランド国王の支配と保護を受ける都市として宣言されます。(ただし、アイルランドの首都はダブリンであると宣言されました)。ヘンリーII世が訪れるなど、イングランドとの関係は深く、また、中世をとおして、ウォーターフォードはダブリンに次ぐアイルランド第二の都市だったようです。だから、「アイルランドはここから始まる」と胸を張るのも理解できます。「ここから始まった」じゃなくて「ここから始まる」に抑えたところがミソではないでしょうか。

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ウォーターフォードは、アイルランドの観光地としてはあまり名前は出てきませんが、いやいや、けっこう見どころ多かったですよ。

最後に余談になりますけど、以前「タモリ倶楽部」に顔ハメ看板で写真を撮るのが趣味の人が出ていました。でも、最近はSNSへの投稿用に、どこにでも顔ハメ看板がありますね。あの人、この状況を喜んでおられるのか、それとも写真を撮るのが追い付かなくなって悩まれているのか、気になります。

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