たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

セント・パトリックス・デー向けのギネスの動画を訳してみた。

 

www.youtube.com

 

どなたかのブログでセント・パトリックス・デー向けのギネスの動画が紹介されていて、それがとてもかっこよかったので訳してみました。3/13公開の動画。パレード等が中止になるのはわかっていたが、アイルランドのパブがすべて閉まるとは、さすがのギネスも予想していなかったみたいです(笑)。

 

(翻訳ここから)

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Guinness has been around for 260 years and we’ve been lucky to be a part of your St. Patrick’s Day for generations.

ギネスが生まれて260年。何世代にもわたってセント・パトリックス・デーの仲間になれたことを幸運に思う。

 

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While we know this year things feel different, we learned over time that we are pretty tough when we stick together.

今年はいつもと様子が違うのはわかっている。だが、昔からそうだっただろう。力を合わせれば私たちはけっこう逞しくなれるんだ。

 

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So what do you really need for St. Paddy’s Day cheer?

では、セント・パトリックス・デーを祝うために必要なのはいったい何か?

 

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A pint? Sure. We’ll take one.

パイント? もちろんだ。

 

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Some corned beef? Yeah. You are offering.

コーンビーフ? さあ、どうぞ。

 

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Irish Music? We’ll sing along.

アイリッシュ・ミュージック? 一緒に歌おうじゃないか。

 

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A big parade. Don’t worry. We’ll march again.

にぎやかなパレード? 心配はいらない。また行進はできる。

 

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On St. Patrick’s Day, we are all Irish.

セント・パトリックス・デーには、人はみなアイリッシュだ。

 

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But let’s not forget that every day we are all human.

しかし、忘れてはいけない。普段の毎日では、私たちはみな人間だ。

 

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What matters is being with people you care about.

重要なのは、あなたが大事に思う人と一緒にいること。

 

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 Whether you are planning to safely celebrate at the pub or hosting at the home, if you can call the people around you, friends or family, you already won.

パブで安全に気を遣いながら祝う場合でも、自宅に人を迎える場合でも、あなたの周りにいる人を友人や家族と呼べるなら、それはもう勝ったも同然だ。

 

 

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When you raise a pint of Guinness also remember to raise each other up.

ギネスのパイントを高く掲げるとき、互いに気分を高め合うことも忘れないようにしよう。

 

 

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Be good to one another.

人に親切にしよう。

 

 

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Celebrate safely.

安全に祝おう。

 

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Thank the ones protecting us.

私たちを守ってくれている人たちに感謝しよう。

 

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And now or later, don’t forget stop in and say hi to all our friends in the pubs and bars.

そして、今でなくてもいいけれど、友だちに「やあ」と声を掛けるために、パブやバーに立ち寄ることも忘れないで。

 

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As for us, we’ve signed 9000 year lease on our brewery a while back, so we are not going anywhere.

私たち? しばらく前に醸造所の9,000年のリース契約を結んだ私たちは、どこにも行きはしないから。

 

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Happy St. Patrick’s Day!

(翻訳おわり)

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コロナウイルスのせいでとても静かなセント・パトリックス・デー

3月17日、今日はセント・パトリックス・デーなので、緑の何かを身に着けなければなりません。というわけで、年に一度だけ着る昔のサッカー・アイルランド代表のジャージをタンスの奥から引っ張りだしてきました。

 

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古着屋で買ったバイアグラの緑のシャツもあるのですが、これはさすがによう着ません。

 

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パブがすべて休業していることは既に書きましたが、昨日あたりから私の近所の映画館、ジム、ブックメーカーも一時休業に入りました。

 

私の近所で開いているカフェは1つだけ。チェーン店のコスタが営業してくれていました。ありがとう、コスタ。

 

新型コロナウイルスのせいでパレード等の行事はすべて中止。朝、シティーセンターに散歩に行ってきたのですが、街は閑散としていました。次の写真は、午前10時ちょい前のオコネル・ストリートの写真です。

 

 

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セント・パトリックス・デーにはこのあたりは人込みでごったがえすのですがね。

 

街なかのカフェは、スターバックスも含め、わりと開いていました。

 

これだけでは寂しいので、最後にアダルト・ショップもセント・パトリックス・デーの飾りつけをしていました、という写真を載せておきます。

 

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モルモンが来る!

大ヒット・ミュージカルの「ブック・オブ・モルモン」が今年12月からボード・ガシュ・シアターで上演されるのですが、そのチケットの販売が3月13日から始まりました。それに合わせて、広告がいろんなところに出ています。

 

これはRuasの車内に出ていた広告。

 

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「モルモンが来るぞー!」(The Mormons Are Coming!) って、ギリギリですね(笑)。

 

さて、私が初めて見た生身の白人さんは、モルモン教の布教活動をしている人たちでした。70年代後半、私が田舎で高校生をやってた頃の話です。私の通う高校があった人口数万人の丸亀の町にも若い宣教師が二人組でやってきたのです。

 

その2人は紺のスーツに白いワイシャツというプレッピーな服装で、いつも自転車に乗って移動していました。まあ宣教できているわけですから、2人とも礼儀正しく穏やかな物腰です。身長も170cmそこそこと私たちと同じくらいの体格だったので、威圧感を感じることもありませんでした。

 

多くの日本人はそうだと思いますが、当時の私たちも積極的に宗教の勧誘をしてくる人をうさんくさく思うところがあったので、彼らが話しかけてきても、へらへら笑って真剣には相手にしてませんでした。

 

ところが、お調子者の同級生の1人が彼らの教会まで付いていったというのです。仮にS君としましょう。S君が本屋で漫画を立ち読みしていると(当時はまだ漫画にビニールカバーがかかっていなかったと思います)、モルモン教の2人が寄ってきて、「うちの教会に漫画の本いっぱいあるよ。読みにこない」と誘ってきたそうです。

 

S君はおもしろそうだと思ってついていきました。ところが、教会 (といっても単なる借家みたいなものだと思いますが) に入ったとたん、いきなりプロレスラーみたいな体格の男が出てきて、出口を塞いだというんですね。まあ、S君はいろいろ話を聞いて無事帰ってきましたが。

 

当時、私はS君の話を笑いながら聞いていましたが、今考えると、プロレスラーみたいな体格の男が出てきたというところは、S君が話を盛ったと思います(笑)。

 

あと、生身の黒人さんを初めて見たのもその頃です。身なりのいい黒人さんが、なぜか丸亀駅前に佇んで遠くを見つめていたのです。彼はスーツ着ていたんですが、ビジネス・スーツじゃなくて、私の記憶ではチャコール系の毛織のスーツ。しかも驚いたことにワイシャツが茶色だったんですよ。当時、私の田舎では、色付きのシャツなんてブルー系すら着ている人いなかったですから。

 

その黒人さんは背も高く、胸板も厚く、プロのスポーツマンと言われてもびっくりしない体つきでした。あの人、丸亀くんだりでいったい何をしてたんでしょうか。もしかして、S君の見たプロレスラーみたいな人って、彼のことだったのか。まさか(笑)。

 

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「ブック・オブ・モルモン」は、「サウスパーク」の制作者であるマット・ストーンとトレイ・パーカーが中心になって作られたミュージカルとのこと。

 

日本語版ウィキペディアによれば、「実在の宗教団体、特に末日聖徒イエス・キリスト教会を風刺しているが、作中のモルモン教徒はややナイーブで世間知らずではあるが好意的で楽観的に描かれている」だそうです。

 

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コロナ関連の自主休業

100人を超える屋内の集会と500人を超える屋外の集会はキャンセルするようにと政府から要請が出ていますが、飲食店を営業するかどうかは経営者の判断にまかされています。

 

一部には休業を決めたパブもあるようです。アイリッシュタイムズの記事ですが、Williams Street のグローガンズ (Grogan’s) や Camden Street の Anseo は一時休業を決めたとのこと。

 

www.irishtimes.com

 

どちらのパブも、休業を決めた理由として、顧客の健康はもちろんのこと、働くスタッフの健康を慮ったことを挙げています。

 

私がよくランチを食べに行く Kings Inns Street の Blas Café も、土曜日に行ってみたら一時休業のお知らせが張ってありました。

 

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観光施設も一時休業しているところが多いようです。

 

ウチの近所のジェムソンのミュージアムは一時閉館。

 

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ギネスのビジター・センターや、リバティーズ地区にある4つのウィスキー蒸留所も観光客/見学者の受け入れを見合わせています。

 

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おそらく観光旅行を取りやめた人も多いと思うので、こうした観光施設を開けていてもほとんどお客さん来ないかもですね。ギネス工場のあたりにはチラホラと観光客いましたけど、寂しそうに写真を撮っていました。ヘン・パーティーの妙齢のお姉さん方ご一行(たぶん英国人)だけがノリノリで練り歩いていた。

 

また、日曜の礼拝を中止にする教会もあるようです。下の張り紙は、Thomas Street の St. Catherine’s Church で撮影したものです。

 

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ウチの近所の不動産屋さんや弁護士事務所は、ウォーク・インのお客さんはお断り。電話でアポ取ったお客さんのみに対応。ある薬局は、一度に3人までしかお客さんを入れないということで、警備員がドアに張り付いている。Social Distancing (市中で人との距離をとる) 戦略の一環。

 

14日の夜のニュースでやってたんだけど、ウチの近所にあるスープキッチン (お金のない人に教会が食事を無料で提供する施設)。普段は食堂で食べられるのだが、その食堂は閉鎖。テイクアウト風に食事を渡して、必要なら、よりスペースのある教会の中で食べられるようにしているらしい。 2か国語で張り紙がしてあるんだけど、英語じゃない方、これラテン語ですよね?

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土曜日、初めて入ったギネス工場近くのカフェで、(カードの支払いが推奨されてるのだが) いつもの調子で現金で払ったら(前払い)、レジの横に置いてあるハンド・サニタイザーで消毒してから席について待っててね、と言われた。カードで払っても言われたかな。おとなしく言われたとおりにしました。

 

いつも日曜に行くカフェに行ったら、普段はカウンターに6席並んでいるのだが、今日は間をあけて3席しか並んでいなかった。テーブルもいつもは3X2で並んでいるのが2x2になっていた。これもSocial Distancingの一環ですね。

 

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キルケニーへの旅 – キルケニー城

私の記憶が正しければ、キルケニー城には私がアイルランドに来た年の1993年に初めてきて、改装中で入れなかった記憶がある。1990年から1994年まで改装していたというから、たぶん私の記憶は正しい。だから、今回は27年ぶりのリベンジ。

 

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この場所に最初の城(おそらく木製)が建てられたのは12世紀のこと。現在の城は、13世紀初期に建てられた石城を原型としており、改築や修復を経て、さまざまな建築スタイルが融合したものとなっています。

 

入場料は8ユーロ。

 

壁が分厚い。

 

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ダイニング・ルーム。

 

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ホールにおかれた大理石のテーブル。1935年に城の当主が引き払うときにオークションでいろいろなものを売ったのだが、重すぎて売れなかったという代物。代々、亡くなった家族を埋葬する前にこの大理石の上に寝かせて別れを惜しんだそうだ。

 

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巨大なタペストリー。デキウス・ムスという共和制ローマの執政官の生涯を描くタペストリーがこの城には5枚所蔵されているのですが、そのうちの2枚がここに飾られています。

 

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青の廊下。

 

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ギャラリー。こんなに広いギャラリーがあるんですよ。

 

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この日はあいにく天気が悪かったのですが、天気が良ければ庭の散歩も気持ちよさそうです。

 

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キルケニーの旅日記はこれでおしまいです。キルケニーまではダブリンから車で1時間半~2時間ほどで行けますから、割と気軽にいける距離ではないでしょうか。

 

最後に、キルケニーで給油したときにガソリンスタンドにあった古い郵便ポストの写真です。

 

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コロナ一色の新聞の一面

昨日のバラッカー首相の演説を受けて、今日の新聞の一面には、かなりの緊迫感の漂う見出しが並んでいます。

 

アイリッシュ・サン

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「We Will Prevail」(私たちはかならず勝つ)

 

 

ヘラルド

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「A Nation On The Brink」(瀬戸際の国)

 

 

アイリッシュ・デイリー・メイル

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「Together We Will Save Many Lives」(力を合わせれば、私たちは多くの命を救える)

 

アイリッシュ・インデペンデント

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「War On Virus As Lockdown Begins」(対ウイルス戦争で封鎖が始まる)

 

アイリッシュ・タイムズ

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「”We Have Not Witnessed a Pandemic of This Nature in Living Memory. This is Uncharted Territory”」(”有史以来、こうした性質のパンデミックは初めてだ。これは、未知の領域だ”)

 

 

うちの近所には2つスーパーマーケットがあって、1つはディスカウント系(Lidl)、もう1つはちょっと高級系(Fresh)なのですが、Lidlの方は昨日からこれまでみたことないくらいにお客さんがいっぱい。昨日の夕方は商品がかなりなくなっている感じでしたが、先ほど(1時ごろ)行ってみたら、商品は補充されていて、トイレットペーパーもありました。

 

Freshの方はいつもとそれほど変わらず。ただ、とってつけたように液体せっけんの特売をやっていました。

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新型コロナウイルス対抗策

アイルランドでもセント・パトリックス・デーのパレードが中止になったり、ラグビーのシックス・ネーションズの試合が無期延期になったりと影響が出ていましたが、水曜日の朝、新型コロナウイルスに罹患された方が1人お亡くなりになりました。高齢(elderly)の方のようです。

 

www.irishtimes.com

 

今日、木曜日の午前中には、バラッカー首相から新たな措置が発表されました。

- 教育機関は少なくとも2週間閉鎖

- 100人を超える屋内の集会と500人を超える屋外の集会の自粛を要請

- 公共交通機関、お店、飲食店は通常営業

- 仕事は通常どおり、ただし可能な限りテレワークを推奨

 

www.irishtimes.com

 

私も手洗いは欠かさないようになっていますが、お店でもそれぞれ対策を講じているようです。保健所などからの指導などもたぶんあるのでしょう。

 

先週の半ばでしたか、私がよく行くカフェにランチを食べに行ったところ、「できるだけカードでお支払いください」とレジのところに張り紙がしてありました。私は現金派なんですが、ここはもちろんカードで支払いました。でも、お店の人はチップの量が少なくなったりしないのかなあ、と思います。

 

それから、また別のカフェ。張り紙に書いてありますが、Oxmantown というお店です。

 

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マイ・カップの持ち込みはしばらくの間お断りすること、そしてできるだけカードでの支払いをお願いすることが書いてありました。

 

それから、近所の Fresh というスーパー。ここは、入り口のところにテーブルが置いてあって、アルコール消毒液や紙タオルが置いてありました。お客さんは自由に使うことができます。

 

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ここは、イートインのコーナーもあるのですが、やはりマイ・カップの持ち込み禁止、またカードでの支払いも推奨していました。

 

アイルランド国内の感染者数は、水曜日現在で43人、北アイルランドは18人です。

 

==3/12 アイルランド時間4時ごろ追加==

近所のクリニックの入り口に次のような張り紙をしてあった。

 

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コロナウイルスCOVID-19に関するお知らせ

体調がすぐれない?

この建物に入らず、家に帰ってください。そして...

症状が軽い場合はHSELive (保健機関)に電話してください。

かかりつけ医や薬局にはいかないでください。

症状が重い場合は、112か999に電話してください」

 

 

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