Happy St. Patrick's Day!
ということで、16 日付けのアイリッシュタイムズ紙に、ジェニファー・オコネル記者が書いた「あなたがアイルランド人かもしれない 37 の兆候」という記事が載っていたのでご紹介します。
(1) セント・パトリックス・デーにあなたがやる可能性のないことのリストの最上位にくるのは、緑色の食品用色素をトイレに注いで夜にレプラコーン (アイルランドのいたずら好きの妖精) がやってくるよと、子どもたちに教えること。
(1) セント・パトリックス・デーにあなたがやる可能性のないことのリストの最上位にくるのは、緑色の食品用色素をトイレに注いで夜にレプラコーン (アイルランドのいたずら好きの妖精) がやってくるよと、子どもたちに教えること。
(2)あなたが参加しそうにないその他の伝統は、レプラコーン用の罠を仕掛けること、コンビーフを食べること、なんでもいいから緑色した飲み物を飲むこと、緑色のものを身につけてない人をつねること、5 キロのビール・マラソンに参加すること、ハッピー・「セント・パッツ」、「セント・パティーズ」、「セント・パディーズ」デーとか言うこと。(上記のいずれかでもやろうと考えてる人は、パスポートを取り出して「アメリカ合衆国パスポート」と書いてないか確認してください)。
(3) 英語学校の学生は「You」には複数形なないと教わるのだが、ほんとうはたくさんあって、youse、ye、yiz、yizzer、you goys などあるのだが、さらには超複数形 (youse-all、youses) や所有格 (ye'er、yousers) もありーの、再帰形の yezzerer selves まである。
(4) 「This? Sure that's only Pennys」が謙遜ではなく安物買い自慢であることを理解できる。(訳注: Pennys はアイルランドの凄く安い衣料品スーパーマーケット)。
(6) 気の抜けたセブンアップとスードクレム (オロナイン軟膏みたいな薬) はなんでも治すと信じている
(7) 不動産広告の用語で「bog-standard」(きわめて一般的な) というと、実は庭にスイミングプールとテニスコートがあり、海の見える素晴らしい立地で、有名人が近くに住んでいるエリアの物件であるということを知っている。
(8) 反対に、「素晴らしいファミリーホーム (Exceptional family home)」とはありきたりの平屋であり、「宮殿のような (Palatial)」とは入口にポーチがあるに過ぎないことを知っている。
(9) Light Touch Regulation はバンド名としてとてもいいのではないかと思うのだが、ちょっと早すぎるのではないかと心配している。(訳注: これは意味がわかりません)
(10) ディック・モーランの浮気が今でも許せない。(訳注: ディック・モーランはアイルランドのソープオペラ「Glenroe」の登場人物。番組は20年近く続いて 2001 年に終了)
(11) だけど、マイリーのことは許せる。(訳注: この人も「Glenroe」の登場人物。マイリー・サイラスではありません)
(12) 恨みは 800 年の単位で数える。
(13) アン・ドイルのネックレスについて議論したことがある。(アン・ドイルな長い間 RTE のニュース・キャスターを務めた女性)。
(14) ボノに関する個人的な逸話を1つもっている。
(15) 映画「スナッパー」のセリフを少なくとも1つ言える。
(16) ゴルウェー・テント (Galway Tent) は単にバリナスローの近くにある仮設キャンプ場ではなく、アイルランドの最近の黒い歴史の一部であることを知っている。(訳注: ゴルウェー・テントは夏のゴルウェー競馬の間にオープンするキャンプ場なのですが、バブル時代に政治家やらの魑魅魍魎がいろんな策略をめぐらせた場として有名です)
(17) 日焼けは健康に良いと今でも密かに信じている。
(18) 他の国の人に「ゲール語」を話せるかと聞かれたとき、思い出せる言葉は「An bhfuil cead agam dul go dti an leithreas」だけである。(訳注: 意味は「トイレに行っていいですか?」。ゲール語の授業ではゲール語で先生にお願いしないといけないため)
(19) ブライアン・コーエンのインタビューがラジオ番組「Morning Ireland」で流れたとき、自分がどこにいたかはっきりと覚えている。(訳注: コーエンはアイルランドの前首相。酔っぱらったまま番組に出演してインタビューに答えた。「ケネディーが暗殺されたときどこにいたか誰もが覚えている」的なやつ)。
(20) 4 時間以上かかるドライブでは、ガソリンスタンドによってクラブ・オレンジ (ファンタみたいな清涼飲料水) とポテチを買わずにいられない。
(21) しかし、4 時間以上もかけてドライブしないと着かない場所というのは考え付かない (訳注: アイルランドは狭いので、まあ 4 時間ドライブすればほぼどこにでもいけます)
(23) To paraphrase Yeats, you have enough residual misery in you to sustain you through temporary periods of joy. (訳注: これはまったく意味がわかりません。誰かおしえてください)
(24) 気取っていると言われるよりも、子犬をいじめていると非難された方がましだ。(訳注: 「having notions」を「気取っている」と訳しましたが、これ自体がとてもアイルランド的な言い方)。
(25) 誰かに「How are you?」と聞かれたときの答えは 2 つしか必要ない。「Not bad now」は死にかけているとき。「Not bad at all」は宝くじに当たったとき。すべては声のトーンで決まる。
(26) トム・クルーズがパブに入ってきても、誰だかわからないふりをしてやり過ごすことができる。
(27) 「Fair City」に出ている俳優と道ですれちがって声をかけたことがあるが、それは誰か知っている人と見間違えたからだ。(訳注: 「Fair City」はダブリンを舞台にした超ロングランドのソープオペラ)。
(28) 小文字の北 (the north)、大文字の北 (the North)、北アイルランド、この島の北部、アイルランドの北部、これらの島々、ブリテンとアイルランド、ブリテン諸島、アルスター、シックス カウンティーズには字義よりもはるかに大きな意味あることを理解しているのだが、外国人にわかるように説明しようとすると途方に暮れる。
(30) 酔っぱらった (drunk) ことはまったくないが、half-cut、hammered、fluthered、rat-arsed、ruined、blotto、blitzed、banjaxed、buckled、trolleyed、twisted、wasted、locked、legless、langers、lamped、lit、mouldy、manky、spannered、scuttered、sloshed、stocious、steamin’、plastered、paralytic、ossified、gargled、gee-eyed、in the horrors、out of your tree、off your face、on the batter、out of your bin、slightly shook、suffering a bit of nasal congestion になったことはあるかもしれない。(訳注: 要するに、「よっぱらった」を表す言葉がいっぱいある)
(31)しかし、最も可能性が高いのは、質の悪いパイントを飲んだせいだ。
(32)それか、帰るときに食べたカレー & フライドポテトのせいかもしれない。
(33) 次に飲むときはミルクを先に飲んで胃袋に膜を作っておこうと思う。
(34) いつもパーティーを楽しみにしているが、「We all partied」という言葉を聞くと酒をあおりたくなる。(訳注: ちょっとよくわからない。バブル期を後悔するような意味合いがあるからか?)
(35) 移民して移民先のアクセントを身につけたアイルランド人を制裁するために国連は特別決議を行うべきだと思う。
(36) お風呂の湯沸かし器をこのリストに含めるべきだと考えている。(訳注: アイルランドは瞬間湯沸かし器じゃないんです。早朝にタンクの水を熱してそれを1日かけて使うか、スイッチを押して30分だか1時間だか待ってからシャワーを浴びる。アメリカ人とかにはあきれられてるらしい)。
(37) アイルランドの出生証明書かパスポートを持っていれば、それは確かな兆候だろう。
以上です。間違っている情報や足りない情報があれば教えてください。