
横浜絹回廊の最後は、神奈川県立歴史博物館の「繭と鉄」です。こちらは、明治期のフランスと日本の交流に焦点を当てたもの。展示物は、現在は明治大学に所蔵されているクリスチャン・ポラックさんという方のコレクションで、今回が初めての大規模な公開となるそうです。
日本が鎖国を解いた後、フランスは製糸、鉄鋼、造船などの技術を伝えて日本の近代化を側面から支え、日本の絹の輸出先ともなりました。
展示とは関係ないですが、この頃の日本とフランスの交流を描いた「シルク」なんて映画もありましたね。主演はシルク姉さんじゃなくて、キアラ・ナイトリーとマイケル・ピット。役所広司さんや中谷美紀さんも出てた。フランスからシベリア鉄道に乗ってわざわざ日本まで蚕の卵を買い付けに来る話でした。

さて、「繭と鉄」展では、明治時代の写真 (ステレオ写真含む)、絵ハガキ、絹製品のポスターやラベル、風刺画などが、大量に展示されていました。物量的には凄かったのですが、各資料のつながりみたいなものがあまり解説されてなかったので、私的には物足りない感はありました。ただ並べただけみたいな。
神奈川県立歴史博物館は建物自体も凄いんですよね。ここは、かつては、横浜正金銀行という、これも製糸産業の発展に大きな役割を果たした銀行の建物でした。威風堂々たる建築物です。

これで、横浜滞在中のお話は終わりです。帰ってきてから 1 カ月もかかっちゃいました。
