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「Ireland in Focus」展 – アイルランド国立博物館コリンズ・バラック

私の家から歩いて 5 分ぐらいのところにアイルランド国立博物館コリンズ・バラックがあります。入場無料なので気が向いたときに出かけるのですが、今日は「Ireland in Focus」展という特別展が見たかったので行ってきました。

 

この展示は、フランスとアメリカの3人のフォトグラファーによる1950年代のアイルランドの写真を集めたものです。全部で 100枚ほどですから、それほど期待していなかったのですが、思いのほかよかったです。

 

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3人のフォトグラファーとは、アメリカ人でフランス在住の人類学者のロバート・クレスウェル、フランス人のアンリ・カルティエ=ブレッソン、そしてアメリカ人のドロシア・ラングです。後の2人は日本語のWikipediaにも項目が立つほど有名な写真家のようですね。

 

ロバート・クレスウェルは人類学者としてアイルランドの田舎のコミュニティーを研究していたそうです。ゴルウェー県のキンバラ (Kinvara) という町に1年以上住み込み、資料として写真を撮影していました。

 

その中の1枚がたとえばこちら。

 

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町の人々が集まっていますけど、グーグル・マップで見てみると、たぶんこの場所ですかね。

 

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キンバラ (Kinvara) の街は、前にもブログの記事にしましたけど、私のお気に入りの絵葉書の写真が撮られた町です。

 

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アンリ・カルティエ=ブレッソンの作品は、競馬場で撮った写真がおもしろかったです。競馬の写真ではなくて、観客のために用意されているアトラクションの写真です。

 

猿をつれたおじさん。フォーチュン・テラー (占い師) だそうです。猿を使ってどういう占いをしていたのか気になります。

 

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ルーレットで運試しをする少年たち

 

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それから、こちらはおそらく、テーブルの上にコインが置いてあって、真ん中に穴のあいた円盤を投げて、コインが穴の中にすっぽり入ればそのコインをもらえる、というゲームではないでしょうか。プレイしている青年の肩のところが破けて、白い綿が飛び出しているんですよね。

 

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「Ireland in Focus」展の簡単な紹介動画はこちら。

 

www.youtube.com

 

最初の予定では4月末に終了する予定だったのですが、コロナの影響で展示が11月末まで延びたようです。この博物館は常設展も充実していますのでぜひどうぞ。なにしろ無料ですので。

 

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