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2014 W 杯予選第1 戦: カザフスタン 1 - 2 アイルランド

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FIFA ランキングで 116 位も下のチームに89分まで 1 - 0 でリードされ、最後の数分で 2 点取って逆転勝ちです。内容的にも五分どころかカザフスタンの方がちょっと押してたぐらい。勝ち点 3 を取ったこと以外には何もポジティブなところのない試合でした。

ギブンとダフが代表から引退し、ダンは怪我、アンドリュースは出場停止なんだけど、あんまりフレッシュな布陣というでもないな。

トラパットーニ監督はユーロ2012の惨敗以来、アイルランドでのサポートを失いつつある。保守的すぎる戦略もそうなのだが、最近よく言われるのは選手とのコミュニケーション不足。

ギブンは今後も代表でプレーを続けるとトラパットーニがインタビューで答えた翌日にギブンが引退を発表とか、先日のセルビアとの親善試合で起用されなかったロングがインタビューで不満を爆発させたり、今回もマクレーンが Twitter で試合後に不満を公にして謝罪していた。あまり選手に信頼されていないような気配は漂っている。

この試合で負けていたら、たぶん監督交代の議論がうるさくなっていたでしょう。RTE のポストマッチ・アナラシスでは、若手コメンテーターのサドリアーが協会は役員会を開いて監督交代にかかるコストを計算すべきと主張し、ベテランのジャイルズとブレイディーがそれをなだめるという構図になっていた。

でも、アイルランドの協会はお金がないから、違約金払ってやめてもらって、次にもっといい監督を連れてこれるかというと、そう簡単にはいかないですよね。

次はドイツ戦だから、負けるのは仕方ないかもしれないけど、その負け方が悪いとほんとうに監督解任があるかもしれない。

あと、キーンを先発から外せという声もけっこうあって、元アイルランド代表監督のブライアン・ケアは、キーンじゃなくてロングを出した方がいいよとはっきり新聞のコラムに書いていた。

さて、カザフスタンですけど、カザフスタンと言えばフランスW杯の予選のときに加茂監督に引導を渡したチームです。あれから、カザフスタンはアジアからヨーロッパに連盟を移っただけでなく (国土の一部がヨーロッパ大陸にあるので)、首都もアルマトイからアスタナというところに移してたんですね。今回の試合会場もアスタナでした。

選手にも観客にも東アジア顔の人がけっこういるので親しみがわくのですが、サッカーのスタイルはランキングの低い国なのに割とパスをつないでくる感じ。まあ上位のチームに比べるとたどたどしいんですけど。

88 分ぐらいで交代で入った若い FW が右サイドでボールをもってたんですが、ほとんど通る見込みのないアーリークロスを上げて、そこからのカウンターで PK 献上。コーナーフラッグにへばりつかないまでも、味方のあがりを待って、ボールをキープすりゃいいのに、最悪の選択をしてしまった。あれがなければ勝てたかもしれないのに。

あそこで勝ち切るにはやっぱり経験みたいなものが重要になってきますね。ドーハの武田選手を思い出してしまいました。名前出して悪いけど。

他球場の結果は ドイツ 3-0 フェロー諸島。オーストリアとスウェーデンはお休み。

アイルランドの次の試合は 10 月 12 日の対ドイツ@ダブリン

アイルランド先発メンバー:
Westwood (Sunderland); O'Shea (Sunderland), O'Dea (Toronto), St. Ledger (Leicester), Ward (Wolves); McGeady (Spartak Moscow), McCarthy(Wigan), Whelan (Stoke), Cox (Nottingham Forest); Walters (Stoke), Keane (LA Galaxy)

サブ:
Doyle (Wolves) for Cox (58 mins), Long (West Brom) for Walters (70 mins)

アイルランド得点:
Keane (89 mins) PK, Doyle (90 mins)
カザフスタン得点:
Nurdauletov (38 mins)

写真は決勝点を挙げたドイル選手 (アイリッシュタイムズ紙より)



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