たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

一夜明けて

イメージ 1

 

アイリッシュ・タイムズ紙を買ってきた。もちろん、大きく取り上げられてるのはオランダ対デンマークとイタリア対パラグアイで、日本対カメルーンは地味な扱い。

 

本田選手が活躍したので、どうしても自動車のホンダと引っかけた見出しになる。「Honda engineers game’s only goal (本田が試合で唯一のゴールを作りだした)」とか「Honda drives home (本田が点を取った)」とか。本文中でも「ever reliable Honda (いつも頼りになる本田)」なんて書いてあるのは、やっぱり車が故障しにくいっていう意味の reliable と掛けてるのだろか。

 

記者がテレビ中継を見て、視聴者の視点でくだけた感じでコメンタリーや解説者を批評する記事がいつも載るんだけど、昨日の試合の RTE の解説者はジョン・ジャイルズ (元アイルランド&リーズ) とディートマー・ハマン (元ドイツ&リバプール)。パブでは、周りの音がうるさくて解説はよく聞き取れなかったんだけど、その記事によると、ハマンは日本の勝ちを予想したらしい。すごいな。ジャイルズは 1-0、2-0 あたりでカメルーン。私が見た試合前日の番組でも、デニス・アーウィン (元アイルランド&マンU)、グレアム・スーネス (元スコットランド&リバプール)、リアム・ブレイディー (元アイルランド&アーセナル)あたりはみんなカメルーンの勝ちを予想していた。

 

まあ、こっちの人は解説者も日本の選手やチーム事情についてはほとんど知らないですから。日本のチーム紹介を進行役から振られたジャイルズは、「日本については何も知らないんです。過去 4 年間、彼らの試合はほとんど見たことないし」と正直に告白。記事では、ジャイルズとハマンがどっちのチームを紹介するか事前にコイントスをして、ジャイルズが負けたんだろうとか書かれてました。

 

あと、昨日の新聞で、日本のことを「Blue Samurai」って呼んでるのを英語メディアで初めて見ました。Blue Samurai っていうの、私は嫌なんです。サムライって日本ではかっこいい響きかもしれないけど、英語圏ではちょっと安っぽい響きがある。ニンジャほどではないにしても。Blue Ninja って呼ばれるとやっぱり嫌でしょう。

 

ほんとはブラジルの「セレソン」(単にポルトガル語で「代表」の意味) みたいに、「Daihyo」が英語でのニックネームになればいいと思うんだけど、これは無理っぽい。英語圏の人には発音しにくいから。女子代表の「なでしこ Japan」(英語の記事でも Nadeshiko って書いてあったりする) みたいに、「ますらお Japan」みたいな方がいいんじゃないかと思うんだが。

 

Youtube で試合後の本田選手のインタビューを見た。あれは NHK かな。本田選手は自分の言葉でしゃべってたし、聞き手もスポーツ選手にインタビューするときによくあるような誘導的で子供扱いするような聞き方してなくてよかった。