このあいだ、っていうか今週の月曜なんだけど、友だちのところに遊びに行くのにカレーを作っていった。そしたら、おいしいと褒められたので、調子に乗って今日もまた作ってしまった。まあ、ルーの分量を間違えない限り、おいしくないカレーって作るの難しいんだけど。
私の友だちは優しい人たちなので、「何時間も煮込んだようにトロっとしてるのがおいしい」と言ってくれた。それは本当かどうかわからない。煮込んでないし。
最初に玉ねぎをみじん切りにして鍋にかけたのがよかったのかもしれない。玉ねぎを炒めてる間に、ジャガイモ、ニンジン、マッシュルーム、牛肉を一口大に仕分ける。そうこうしてるうちに、玉ねぎは黄金色にしなっとしてきます。
この間のブログで、料理研究家のケンタロウさんが、かつ丼作るときはまず総菜屋でトンカツ買ってこいって言った話を書いたと思うけど、彼はカレーについても語っています。
旨みとコクを出すには、炒め玉ねぎを入れるのが効果的なんだけど、3～4時間かけて飴色になるまで玉ねぎを炒め続けるのは手間がかかるから、ちょっと高いけど市販のやつを買ってきて使えと。
完璧を目指す必要はない。ほどほどのところで、上手に手抜き。完璧にできないんだったら、最初からやんない方がマシなんて思わないこと。0か100かじゃない。メーターが振りきれたところで片側に寄っかかっているより、中途半端なところで踏みとどまるほうが難しい。ケンタロウさんが教えてくれているのはそういうことなんだと解釈しています。
だから、今日も玉ねぎは15分だけ炒めました。炒め玉ねぎ売ってないもん。
恥ずかしながら、ウチはカレーにソースを掛けて食べる家でした。東京に出てからは、かっこ悪いのであんまりやらなかったんだけど、最近は開き直っていっぱい掛けてる。ウチではカゴメのとんかつソースだったんだけど、それはこっちで売ってないのでブルドッグのとんかつソースを使う。ところが、今日はそれも切らしていたので、オタフクの焼きそばソースで代用。ちょっと甘みと粘りが足りません。
それでは、遠藤賢治さんで、「カレーライス」です。どぞ。
