たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

大阪へやってきた

というわけで、大阪へやってきました。

 

昨日の夜は、タケ&まじゅんがいろいろ手配してくれて、アイルランドでやってるソフトボール・チームの同窓会。久しぶりに日本の居酒屋で日本人だけの大人数で飲みました。日本の料理を食べながら、日本語でばか話をするのがこんなに楽しかったとは。タケ&まじゅん、オーガナイズしてくれてほんとうにありがとう!

 

一夜明けた今日は、一人で姫路城に行く予定にしていました。姫路城は修復を行うらしくて、この機会を逃すと、長い間その雄姿を見ることができなくなるらしい。

 

ただ、ちょっと気分が乗ってなかったのも確かなんです。たぶん、あまりにも定番の観光地といった印象で新鮮味を感じてなかったんだと思います。

 

JR大阪駅に着いて、列車の発着ボードを見ると、城崎温泉行きの列車が10分後に発車するとのこと。こんなにタイミングがいいのも何かの縁だということで、城崎温泉に行くことに即決しました。外国人・海外永住者向けのジャパン・レールパスを購入してきたので、こういうときは融通が利きます。ジャパン・レールパスは「のぞみ」以外のほぼすべてのJR列車に乗れるのです。

 

特急北近畿で一路、城崎温泉へ。3時間弱の道のりです。正直なところ、この時点で城崎温泉が正確にはどのあたりにあるのかわかってませんでした。「福知山」っていうよく聞く地名の駅も通りましたけど、あれは兵庫県の中央部の中核都市なんでしょうか。

 

城崎温泉は、規模は小さいけれども雰囲気のある温泉町でした。

 

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田舎に行くとたぶんまだあるんだろうけど、昔のタイプの郵便ポストや日観連のサインが私の目にはやけに懐かしく感じられました。

 

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しばらく街の中を歩いた後、街を一望しようと思ってケーブルカー乗り場に向かいました。出札口で切符を買うと、係りのおじさんがそろばんを弾いてお釣りを計算してくれました。そろばんが実用に供されているのを見るのは何年ぶりだろう。それから、「出札」っていう言葉を思い出すのに相当、時間かかりました。あの切符売り場はまさしく出札口っていう風情だったんです。

 

そうするとですね、待合室で、先日、浅草花やしきで見かけたボッカ・デラ・ベリタ (真実の口) の占いマシンをまた見つけたのです。

 

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こんな機械、ついこの間まで一回も見たことなかったのに、ここに来て2回連続で遭遇しています。しょうがないので、なにがしょうがないのかわかりませんが、とにかく遊んでみました。こちらのマシンは花やしきのよりもバージョンアップしているみたいです。料金も200円と倍額。プリントアウトされる占いの結果も日本語がこなれていて、ちゃんと漢字仮名交じり文です。私の運勢も若干バージョンアップしたみたいだったのでよかったです。

 

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城崎温泉っていうのは外湯が基本の温泉町らしい。外湯っていうのは、旅館の中に温泉があるんじゃなくて、温泉がお風呂屋さんみたいに独立して存在しています。いまでは、内湯の旅館もたくさんあるそうですが。

 

私は地蔵湯っていう温泉に入ってゆっくりしてきました。600円なり。

 

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志賀直哉の「城崎にて」は前に絶対に読んだと思うんだけど、内容がまったく思い出せません。虫が死んだりしてましたっけ? 城崎温泉で「城崎にて」を買って読むっていうのがとても贅沢なことのように思えて小さな本屋さんに寄ったのですが、残念ながら売ってなくて、代わりに内田樹さんの本を買いました。

 

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