2本みました。
Small Things Like These (2024 年、アイルランド、ベルギー)
11/8 at Lighthouse Cinema
監督: Tim Mielants
出演: キリアン・マーフィー、エミリー・ワトソン、アイリーン・ウォルシュ
クレア・キーガンの同名の小説の映画化。小説は『ほんのささやかなこと』(訳: 鴻巣友季子) というタイトルで日本語にも訳されています。主演はキリアン・マーフィー。女子修道院長にエミリー・ワトソン。舞台は1985年のウェックスフォード県ニューロス。燃料小売業を営むビルは女子修道院に石炭を配達にいったとき、倉庫の中に閉じ込められている少女を見つける。それはどうやら見られてはならなかったことのようで、ビルは修道院長の部屋に招き入れられ、それとなく口止めをされる。この修道院はいわゆるマグダレーン洗濯所のひとつで、当時の規範でふしだらとされた女性を収容して働かせていたような場所。実はビルの母親も未婚で彼を生んだのだが、修道院に入れられることはなく、雇い主の好意でメイドとしてその家で働き続けることができたのだった。家族や周囲の人から無視するようにという忠告を受けながらも、自分が正しいと思うことをすべきなのか悩むビル。1985年というと私はもう大人になっていて、ついこの間のような感覚なのですが、映画の中では遠い昔の風景のように映っていてびっくりしました。
Gladiator II (2024 年、アメリカ、イギリス)
邦題: グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
11/19 at Lighthouse Cinema
監督: リドリー・スコット
出演: Paul Mescal, Pedro Pascal, Denzel Washington, Connie Nielsen, Joseph Quinn, Fred Hechinger, Derek Jacobi, Lior Raz
ふだんはあんまりこういうアクションものを観に行かないんですが、アイルランド人俳優のポール・メスカルが主演ということで見に行きました。手に汗握る肉弾の戦いの連続。政治的な陰謀もからんで最後まで楽しくみることができました。貴種流離譚。