9月は1本も見てません。
The Outrun (2024 年、イギリス・ドイツ)
10/9 at Lighthouse Cinema
監督: Nora Fingscheidt
出演: シアーシャ・ローナン
スコットランドのジャーナリスト、エイミー・リプトロットが2016年に発表した回想録『Outrun』の映画化。オークニー諸島で育った主人公は、ロンドンに出て暮らすうちにドラッグとアルコールに依存するようになる。人生を立て直すためにオークニーに帰って野鳥の保護に取り組む主人公。紀行文とも自然に関するノンフィクションとも依存からの立ち直りの回想録ともいえる内容です。
Megalopolis (2024 年、アメリカ)
邦題: メガロポリス
10/11 at Lighthouse Cinema
監督: フランシス・フォード・コッポラ
出演: アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・ヴォイト、ナタリー・エマニュエル、シャイア・ラブーフ、ダスティン・ホフマン、グレース・ヴァンダーウォール、オーブリー・プラザ
コッポラ監督が長年温めてきたSF叙事詩。前衛すぎてなかなか資金を調達できなかったらしい。破滅的な災害に見舞われたニューヨークをユートピアとして再建しようとする建築家の姿を描く。ローマの転覆を狙ったカティリナの陰謀や共和制ローマからローマ帝国への移行など、古代ローマの歴史をなぞるストーリー展開となっている。
Joker: Folie à Deux (2024 年、アメリカ)
邦題: ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
10/12 at Lighthouse Cinema
監督: トッド・フィリップス
出演: ホワキン・フェニックス、レディ・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ、スティーヴ・クーガン、リー・ギル、ハリー・ローティー
2019年の『ジョーカー』の続編。タイトルの「フォリ・ア・ドゥ」は「2人狂い」という意味のフランス語。一人の妄想がもう一人に感染し、複数人で同じ妄想を共有する精神障害を指します。レディ・ガガを重要な役で出演するミュージカル。前作のジョーカーを偶像化するファンたちにわざと冷や水を浴びせるようなストーリーにしたんだという批評には説得力を感じる。
A Different Man (2024 年、アメリカ)
10/13 at Lighthouse Cinema
監督: アーロン・シンバーグ
出演: セバスチャン・スタン、レナータ・レインスベー、アダム・ピアース
神経線維腫症で顔がひどく変形したエドワード。実験的な治療薬の治験に参加して劇的に症状が改善。自信を取り戻した彼は、やり手の不動産セールスマンとして普通の生活を営むようになる。そこに同じ病気を患うオズワルドが登場。オズワルドは障害にもかかわらず人生を謳歌し、多彩な才能を披露する。自分の価値観への信頼が再び揺らぎはじめるエドワルド。
オズワルドを演じるアダム・ピアソンは実際に神経線維腫症を患っている。『関心領域』でアカデミー監督賞にノミネートされたジョナサン・グレイザー監督の『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』にも出演していた。