たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

小さな本屋さん巡り

今回の一時帰国でしたもう1つのことは、小さな本屋さん巡りです。本屋さんや古本屋さんが描いた書籍を何冊か読んで、おもしろそうなお店があるなあということで実際に行ってみました。

 

東北旅行のときに行ったのが仙台の「火星の庭」という古本屋兼カフェ。この店のことを知ったのは岡崎武志さんの『女子の古本屋』だったかな。店主さんの本は読んだことがないのだが、他の古本屋さんが書いた本をよむとよく出てくる。なんかいつもおもしろそうなイベントを企画しているようなイメージ。

 

買った本はこちら。『ジョイスのための長い通夜』はそりゃあアイルランドといえばジョイスなので。『ユキの回想』は藤田嗣治の2番目の妻の回想録。フランス人で「ユキ」は藤田がつけたあだ名。今回、秋田で藤田の絵を見るのが旅行の目的の1つなので。そしてみんな大好き保育者のカラーブックスから『イラスト入門』。そして『仙台本屋時間』という仙台の本屋に関する小冊子。コーヒーとチーズケーキも頂きました。おいしかったです。

 

 

そして、東京近辺に戻ってきてから、荻窪の「Title」という新刊本屋さんに行きました。店主さんはリブロでずっと働いていたらしい。店主さんの書かれた「本屋、始めました」という本を読んで知りました。買いたい本はあったんだけど、既にほかの場所で本をいっぱい買ってしまっていて、飛行機に預ける荷物の重量が気になっていたので絵葉書だけ買いました。

 

その足で西荻窪音羽館という古本屋さんへ。ここは店主さんの書かれた『西荻窪の古本屋さん』という本を読んで知りました。欲しいと思っていた鴻巣友季子さんの『全身翻訳家』とその隣にあった黒田龍之助さんの『その他の外国語エトセトラ』を買いました。

 

さて、思いがけず良かったのが西武池袋線桜台駅近くにあるブックカフェ Fumikura さん。置いてある本は主に図鑑です。洋書もあり。閲覧することも購入することもできます。私はジャスミンティーを頼んだのですが、ジャスミンが玉で出てくるんですよ。その玉をお湯に入れて花が開くのを待ちます。砂時計で時間を図って砂が落ちきったら飲み頃です。

 

 

また、ガラス・ペンで試し書きすることもできます。ガラス・ペンなんて使ったことないでしょう。お店の方が使い方をていねいに教えてくれます。書き心地はとてもスムーズ。あと、ゴム印のスタンプがいろいろ置いてあって、作家さんに依頼して作ってもらってるらしいんですが、それを自分のノートにぺたぺた貼って遊ぶことができます。ギネスの王冠を使った店主さん自作の冷蔵庫マグネットを買いました。このお店はほんとに楽しかったです。

 

さて、これで終わりになるはずだったのですが、実はボーナス・タイムがあったのです。ダブリンに戻るのは朝の便を予約していたのですが、ヒースロー空港ストライキの影響でロンドン - ダブリン便がキャンセルされてしまったのです。JAL の方が電話をくれていたのですが取ることができず、掛け返してもつながらないので、なんのことかわからないまま羽田空港へ。そしたら欠航ということで、夜の便に振り替えてもらいました。

 

ということで、阿佐ヶ谷・高円寺方面へと行くことにしました。このあたりは学生時代に住んでいたところです。阿佐ヶ谷では切通理作さんがやっているネオ書房に行きましたが残念ながらお休み。

 

 

高円寺ではまず、古本屋の「サンカクヤマ」へ。雑貨なんかも売っている楽しいお店。『ラカン入門』という難しい本とクラウゼヴィッツの『戦争論』を買いました。その後、新刊書店の『蟹ブックス』へ。こちらの店主さんも書店員として歴戦の勇者とのこと。ここでは、片岡たまき『あの頃、忌野清志郎と』を買いました。 

 

 

しかし、びっくりしましたが、高円寺は古着屋さんがいっぱいでした。

 

まだまだ行ってみたいお店がいっぱいあるので、今度帰ったときにまた本屋さん巡りをしてみたいと思います。

 

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