たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

本を3冊読みました

 

 

昨日、アマゾンで注文した本が届いて、さっそく読み始めたら 3 冊一気に読み終えました。といっても1冊は半分写真集のようなものですが。

 

 

1 冊目は南陀楼綾繁 (なんだろう・あやしげ) の『古本マニア採集帖』。古本の収集が趣味の 34組36人の素人さんへのインタビューをまとめたもの。素人さんというのは基本的に文筆業とか古本業界関係者ではないという意味です。最年少は大学生、最高齢は70代かな。いろんな古本とのつきあい方があります。「日本の古本屋」という古本をオンラインで買えるサイトがありますが、そこのメール・マガジンに2019年1月から2021年10月まで掲載されたものをまとめたものです。

 

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最近は古本関係の本を読むのがとても楽しみ。というわけで、2冊目も古本関係。岡本武志&日本古本屋ツアー編の『野呂邦暢 古本屋写真集』。1980年に42歳で夭逝した芥川賞作家の野呂邦暢が、住んでいる佐世保から上京した折に撮りためた古本屋の写真を中心に、彼のエッセイや編者の解説を加えて1冊にまとめた本。野呂邦暢の本は読んだことはなかったが、編者が書いた本はどちらも読んだことある。5年程まえに出版されて品切れになっていたのだが、今回ちくま文庫から新しく刊行されたということで購入。

 

 

野呂さんの写真にはピンぼけのものも多いし、お世辞にもうまいとはいえないのだが、1970年代後半の街の様子が伝わってくる。ヴィヴィアン・マイヤーの写真を彷彿とさせる町のスナップ写真。『愛についてのデッサン』という古本屋を舞台にした小説を書いているので、その資料として撮影したのかもしれない。

 

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3冊目は越前俊弥の『「英語が読める」の9割は誤読』。越前俊弥はダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』などを訳した翻訳者。プロの翻訳者が誤訳しやすい英文や訳しにくい英語表現について解説していきます。たいへんためになりました。

 

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