アイルランドの全国的な鉄道事業者であるアイリッシュ・レールでは、今年に入ってからCovid制限を守っていない乗客に関する苦情が大きく増えています。
ここ4週間でCovid関連の苦情は96件。1日につき約3軒です。2月は4週間で14件でした。Covid関連の苦情の90%は、マスクをしていない乗客に対してのもの。警察が呼ばれて、問題の乗客を電車から下ろされたケースもありました。
また、ソーシャルメディアにも、マスクをしていない乗客に対する苦言が何十件も投稿されています。たとえば、Twitterユーザーのノーリーン・ハーティガンさんは、ダブリン – ウェックスフォード間の電車で、半分の乗客がマスクをしていないか、鼻を隠していない、と投稿しています。ハーティガンさんが、3人の乗客にマスクをきちんとするように頼んだところ、2人は失礼な態度を取りながらも要望に応じたものの、もう1人は拒絶して「知らんがな (This is not my job)」と言ったそうです。
別のツイートへの返信として、アイリッシュ・レールは次のように投稿しています。「スタッフは乗客にマスク着用を強制することはできず、個人の責任感を発揮してマスク着用の要件に従うようにお願いしています」
昨年は1か月で最大256件の苦情が寄せられたこともあったそうで、そのときよりは件数が減っているのですが、2月以来また増えているとか。
医学的に免除されている場合を除き、アイリッシュ・レールでマスクをすることは必須です。
現在、アイリッシュ・レールは乗客を定員の75%までに抑えることがガイドラインで決まっているのですが、これに関する苦情もあります。これは、列車全体としては75%に収まっているのだが、グループで移動している乗客が同じ車両に乗るので、特定の車両で75%を超えることがあるようです。
話は変わりますが、アイルランドでは12歳から15歳の子供へのワクチン接種が金曜日に始まりました。既に30000人が接種を受けたようです。
ワクチン接種のための登録は先週始まったのですが、約90000人が登録を済ませています。これは、この年齢層の3分の1にあたるそうです。
ルーマニアがワクチンを融通してくれているので、供給に問題はないとのこと。
日曜日の今日に新たに報告された陽性者は1758人。現在Covidで入院している人は248人。ICUに入っている人は48人です。
