予約なしでワクチンを接種してもらえるワクチン接種センターがアイルランド全国で土曜日にオープンしました。この日だけで約10,000人が接種を受けたとか。センターの数は全国で37か所。今週はバンク・ホリデー・ウィークエンドですが、2日の月曜まで開いています。
ダブリンは、AVIVAスタジアム、クローク・パーク、シティー・ウェスト、ソーズ (ナショナル・ショー・センター) の4か所。営業している日付と時間については次の記事を参照してください。
16歳以上であればだれでも大丈夫です。ワクチンの種類はファイザー/ビオンテックです。
HSE によりますと、土曜日に接種を受けた人の半分以上が16歳と17歳。3分の2以上が19歳以下だったそうです。もちろん、年配の方でも未接種の方は受けられます。スライゴーのセンターには83歳の方がやってきたとか。
10000人のうち半分は HSE のポータルに登録していない人。若い世代にとってはこういうアポなしでふらっと入って接種してもらえるみたいな方がアクセスしやすいのかもしれません。
HSE によれば、若い世代が接種を受けたい理由として、「ウイルスから身を守りたい、早く普通の生活に戻りたい」という声が多かったとしています。
地方のいくつかのセンターには多くの希望者がやってきたようです。たとえばケリー県のセンターでは、ダブリン・ナンバーの車がけっこういたとか。バンク・ホリデーなので国内旅行をするついでに予防接種を受けに来たようです。
月曜は25か所のセンターが開いています。
アイルランドは成人の72%が予防接種を完了しました。とうとうUKを追い抜いたようです。12歳から15歳までの予防接種も今月中に始まる予定です。
それから、こちらはアイルランド政府が Covid から回復したことの証明書を申請するサイトを立ち上げたんですね。そしたら、URLにミススペルが含まれていたというお話。
金曜日に政府が立ち上げたのは https://irishcovidcertifcateportal.org/ というサイト。よく見ると Certificate の i が 1 つ足りません。
これに気付いたテクノロジー担当記者のアダム・コンウェイさんがツイートすると、コンピューター・サイエンスの学生のフィオン・ケラハーさんがこのドメインを取得。政府のサイトにリダイレクトするサイトをセットアップしました。
もし悪人が正しいスペルのドメインを取得して政府のサイトにそっくりの Web サイトを作ると、ユーザーは気付かずに個人情報を打ち込んでしまいます。PPS 番号も打ち込むわけですから、容易になりすましができるというわけです。コンウェイさんとケラハーさんはこれを防いだというわけです。ドメイン取得にかかった費用は16ユーロ。
その後、政府はまったく新しいドメイン名でサイトを作り直しています。↓
https://www.covidcertificateportal.gov.ie/issue-recovery-cert/