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アストラゼネカのワクチンと血栓は関係あるのか?

 

 

アストラゼネカのワクチンと血栓に関係があるのか、という話題。アストラゼネカ・ワクチンを接種した後、血栓ができたという事例がいくつか報告されていました。欧州医薬品庁(EMA)は、2週間ほど前に、アストラゼネカ・ワクチンと血栓との間にリンクは見つからないと発表。しかし、フランス、スウェーデンフィンランド、カナダ、ドイツは、若い人にはアストラゼネカを接種することを避けるようにという推奨を出しています。ノルウェーデンマークは接種を一時停止したまま。一方、UKとオーストリアは何の制限も課していません。

 

アイルランドでは、血栓ができたという事例は報告されておらず、当局では検討を続けるとしています。

 

EMA、WHO、英国の医薬健康製品監督機関は、ワクチンの利点がリスクを上回るとしていますが、一部の国はより注意深い態勢を取っているということらしいです。

 

ドイツのあるチームは、アストラゼネカのワクチンは免疫系の過剰反応を引き起こしているのではないか、という仮説を立てています。過剰反応の結果、正常な血小板を攻撃していると。ワクチン接種後に血栓ができた人は、血小板の低下という症状も併発しています。

 

血小板の減少により血栓ができるというのは、ドイツでは年に10万人に1人発生するまれな症状。しかし、アストラワクチンのワクチン接種が始まってから2週間で31例発生しているというのは、普段の20倍以上であると。

 

そして、免疫系がより強固である若い人にもワクチンに対する免疫系の過剰反応が起きることが知られています。また、通常でも、若い人 (特に若い女性) は、こうした種類の血栓ができやすいとのこと、女性の症例は男性の3倍。発症した人の中央値は33歳だそうです。

 

ドイツのボン大学のオルデンバーグ教授は、血栓アストラゼネカのワクチンの間には関係があると見ていますが、それでも、「アストラゼネカのワクチンがいま打てて、モデルナのワクチンは4週間待たないといけないなら、アストラゼネカのワクチンをいま打ってもらう。4週間ウイルスから守られることは、血栓のリスクを上回る」としています。

 

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以下、コロナの話題もろもろ。

 

まず、ダブリンのクラムリンにある GAA のフィールドで、Covid-19 の検査センターが臨時で設置されたというお話。グッド・フライデーの午前11時にオープンする予定でしたが、それまでに既に長い列ができていたとのこと。

 

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イースター・ホリデーで田舎に帰ったりするのに、陰性であることを確認したいという人が多いみたいですね。

 

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ダブリンのクロンターフのスペシャル・スクールでクラスターが発生しているというニュース。CRCスクールという支援が必要な生徒が通う学校で15人の感染が確認されたとか。ワクチン接種の優先順位が先日変更されて、年齢だけで順番を決めることになったので、アシスタント・ティーチャー (SNA) の優先順位が下がったのですよね。それで、組合は元に戻すことを要求しているのですが、そのあたりの議論に影響を及ぼす可能性のある話題です。

 

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それから、ホテル強制隔離を拒否した女性が逮捕されたという話題。整形手術のためにUAE に行っていた30代の女性2人です。

 

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