血栓ができる危険性があることから、ジョンソン&ジョンソンとアストラゼネカのワクチンは50歳未満の人には推奨されていません。しかし、事務的なミスにより、49歳の人にJ&Jのワクチン接種の案内が送られてしまったというニュース。これが思いがけず良い記事だったのでご紹介します。
昨日 (土曜日) にワクチン接種のためにクローク・パークの会場を訪れた49歳の複数の人が、ワクチンを投与されずに家に帰されたそうです。
HSEによりますと、ミスがわかった時点ですぐに該当者に連絡して予約のキャンセルを伝えたとのこと。心よりお詫びしますとのことです。
先週の月曜に出された新しい推奨では、J&Jとアストラゼネカのワクチンは40歳から49歳の人も明確な同意があれば投与してもいいことにはなっていたそうです。これらのワクチンは、mRNA のワクチン (モデルナとファイザー/ビオンテック) のワクチンがない場合に提供され、接種される方はそれを断って mRNA が接種可能になるまで待つことができるそうです。
土曜日に実際に接種を断られた方のインタビューも載っていました。カブラに住むアルタン・モナハンさんという方。J&Jは1回の接種で済むということで、モナハンさんはワクチンを打つのをワクワクしながら待っていたそうです。ところがクローク・パークに出かけたところ、入り口のところで「事務的なミス」があったのでということで帰されてしまいました。
ご存じのようにクローク・パークはゲーリック・フットボールなどの全国選手権が行われる場所なのですが、モナハンさんは「いつもクローク・パークに行くときにそうするように、私はゴルウェーのシャツを着て行った」のだそうです。かわいいですね。今回は残念でしたが、長い14か月のあと、それでもワクチンを受けるのを楽しみにしているそうです。
で、記事の最後にとってつけたようにシンフェインのメアリ・ルー・マクドナルド党首の話が出てきます。シンフェインは現在、野党第一党ですね。マクドナルドは52歳ですが、やはり土曜日にクローク・パークで接種を受け、「遂にワクチン打てた (Jab done at last!)」とツイートしています。ワクチン接種会場のすべてのスタッフとHSEに感謝することも忘れていません。
Jab done at last! Thanks to everyone working today at @CrokePark elsewhere @HSELive Míle Buíochas daoibh pic.twitter.com/BitQ8DvXVd
— Mary Lou McDonald (@MaryLouMcDonald) 2021年5月22日
政府、役所、マスメディア、野党が一丸となってワクチン・プログラムを推進させるんだという強い意思を感じますね。
ガイドラインでは40-49歳の人にも同意があればJ &Jやアストラゼネカのワクチンを打ってもいいことになりましたが、こちらの記事によりますと、hSEでは実際にそれを行うことは考えていないようですね。J &Jやアストラゼネカのワクチンにそこまでの供給量はないようです。