いちおう今のロックダウンは3月の頭までということになってるんですけど、それを過ぎてもロックダウンはそれほど緩和されない、という話になっています。学校が徐々に再開されていくぐらい。
大きな話題となっているのは、パブやレストランは少なくとも夏の半ばまでは再開できないのではないかと首相が発言したこと。公衆衛生の専門部会は 4 月の末まではこのままでと提言しているそうで、それから先はそのときの状況を見て、ということになりそうです。
アイルランド・ホテル協会 (IHF) のエレイナ・フィッツゲラルド=ケインさんは、「公衆衛生が常に最も優先度の高いことであり、政府は難しいバランスを実現しなければならない」としながらも、首相の発言を聞いて観光業界は不満と懸念がいっぱいであるとしています。
フィッツゲラルド=ケインさんによれば、パンデミックが発生する前、アイルランドで270,000人が観光業界で働いており、その70%はダブリン以外の地域だったそうです。「観光業界を中心に成り立っていたコミュニティもある」。
フィッツゲラルド=ケインさんは、観光業界や飲食業に対する支援策を至急見直す必要があると呼びかけています。夏というのはもちろんかき入れ時ですからね。事業や雇用を守るためには追加の支援が必要というわけです。パンデミックが終わったときに、人や施設がなければ、すぐに立て直すころはできません。
いや、しかし、夏までカフェやレストランが開かないのはつらいなあ。
さて、世界各国の様子ですけれども、イスラエルは予防接種が進んでいます。2回の接種を完了した人は、感染率が96%ダウンしているとのこと。これはいいニュース。
ロシアは自国で開発した3つめのコロナウイルス・ワクチンを承認した。
ニュージーランドは昨日(2/20)から予防接種が始まった (ビオンテックのやつ)。
オランダは夜間の外出禁止令が金曜日に議会に承認された。この禁止令は1月から始まっていて、反対派の暴動なども起きていたけど、これで3月初めまでは続くことになる。
アルゼンチンでは、あるジャーナリストが古くからの友人のギネス・ゴンザレス・ガルシア厚生大臣に頼んでワクチンを打ってもらったことが問題に。アルベルト・フェルナンデス首相は彼に辞任を求めている。
