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旅行制限の詳細に関する Q&A

 

 

アイルランドでは火曜日 (1/26) にロックダウンの強化が発表されたわけですが、それに伴い海外からの入国の制限も厳しくなります。その詳細についてアイリッシュ・タイムズに Q&A 形式の記事が掲載されていたのでざっと訳してみます (火曜日の記事です)。

 

www.irishtimes.com

 

Q: いったい何が変わったの?

 A: 火曜日の政府の発表の中で最も重要なのは、アイルランドに入国するすべての人に隔離が義務付けられるということ。

 

Q: これまでもそうじゃなかった?

 A: これまでは、入国後14日間移動を制限することを勧告されていただけだった。PCRテストで陰性とわかれば5日間の隔離でよかった。新しいルールでは、自宅かホテルでこの期間を過ごさなければならない。ただし、UK、南アフリカ、ブラジルからの入国者以外は、PCRテストで陰性とわかれば5日間の隔離でよい。飛行機に乗る前の72時間以内に陰性のPRCテスト証明が必要なことにはかわりない。

 

Q: UK、南アフリカ、ブラジルだけなぜ扱いが違うの?

 A: 「懸念のある変異株」が流行しているから。UK変異株は既にアイルランドにも出回っているが、その他の株が入ってくるのをコントロールする必要がある。南アとブラジルからの入国者は、フライト前の陰性証明を持っていない人と同様に、14日間のホテルでの隔離が義務付けられる。

 

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Q: 海外からの旅行者に対してほかに何か制限はある?

 A: 南アと多くの南米の国からのビザなし渡航は、特別な場合を除いて禁止。また空港や港にはこれまで以上にチェックのために警官が配置される。

 

Q: ここでの警官の仕事は何?

 A: 不要不急の移動に関する既存のルールの順守を徹底するため。違反者を逮捕する力を与えられているが、これまで逮捕された人はいない。罰金の額も増やされる (500ユーロ以上)。法務大臣は、自己隔離ができているか確認するために警官が家庭を訪問できるようにすると言っているが、市民団体が懸念を表明している。

 

Q: これらが実施されるのはいつ?

 A: すぐに実施されるものは、ビザ関係のものと警察官の増強。少し長くかかるものもる。たとえば、隔離の義務化については、ホテルを見つけたり、移動手段を整理する必要があるので、おそらくこれには1週間くらいかかるだろう。

 

また、EUとUKの市民の隔離には法律の変更が必要。すべてが実施されるには数週間かかるだろうと政府筋は言う。

 

Q: 誰が支払うの?

 A: ホテルを使う人が支払うことになりそうだ。

 

Q: 北と南のボーダーについては?

 A: ボーダーから 5km の地点に検問を設ける予定。警官は検問で引っかかった人を追い返す権限を持つ。アイルランド共和国に住んでいない人が検問で引っかかった場合、罰金を課すことができるかどうか、検事総長に問い合わせ中。

 

Q: 「二島解決策」(Two-island solution: イギリスとの共同歩調) については?

 A: UKとの対話は継続中。しかし、結果的に同じような制限を課すことになる可能性は高い。ジョンソン英首相によれば、リスクの高い国からの入国者については空港からから政府が提供する宿泊施設に直行して、10日間隔離される。これがいつ実施されるかは未定。アイルランドと同様に数週間かかる可能性がある。EUレベルでの決定がアイルランドに影響を与える可能性もある。

 

Q: これはいつまで続く?

A: これらの制限は公衆衛生ルールの期間にリンクしているので、3月5日までは続くだろう。しかし、法律が変更されたものについては、その効力は当然ながらより長くなるだろう。火曜の夜の時点では、法律の整備を必要とするルールはどれなのかは明確ではない。

 

もっと一般的な話をすれば、レオ・バラッカー副首相は、9月までに全員がワクチンを接種したとしても、クリスマスに自由に旅行できるようにはならないだろうと言った。

 

また、必要に応じてホテル隔離の範囲を広げるという話も政府筋から出ているし、すべての国からの不要不急の入国の禁止の実現可能性についても調査しているという。だから、さらなる旅行制限ルールが出てくる可能性もある。

 

 

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