たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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映画館が営業を再開しました (今月見た映画 2020 年 7 月)

 

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今週の月曜から、映画館が営業を再開しました。私も昨日 (29日水曜)、さっそく行ってきました。いつものライトハウス・シネマ。午前中の回を見たんだけど、6ユーロだった。午前中は安いのかな。夜は11.50ユーロぐらいする。

 

チケットを買うときに、どこの座席に座るかを聞かれて、席番を指定された。これは、この映画館では今まではなかったこと。ソーシャル・ディスタンス対策でしょう。

 

館内には、ソーシャル・ディスタンシングを啓発するための気の利いた看板が置かれていました。3 種類。

 

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どの映画のダンス・シーンかわかりますか? 私は真ん中のやつだけわからなかった。右の女性はアリー・シーディーっぽいし、右の女性はグレタ・ガーウィグっぽい。二人が共演した映画なんてあったかな、と思ったんですが、たぶんそんなのないはず。

 

ということで、Twitterで聞いてみたら、親切な人がすぐに教えてくれた。答えは「ブレックファスト・クラブ」(1985年の作品)でした。私はリアルタイムで見た映画だ。

 

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ちなみに左の看板は「ラ・ラ・ランド」(2016年)、右は「パルプ・フィクション」(1994年)です。

 

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きのう見た映画は「Saint Frances」という映画です。どうやら映画の封切りのスケジュールが乱れているらしくて、現在かかっている映画のほとんどは過去の名作です。「千と千尋の神隠し」「マルホランド・ドライブ」「スターウォーズV」「サウンド・オブ・ミュージック」「隣のトロロ」「パラサイト」などです。その中で「Saint Frances」だけが新作映画だったのですね。

 

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主人公は人生が行き詰り気味の34歳の女性。ウエイトレスとして働いていたが、子守の仕事を見つけて転職。タイトルの「セイント・フランシス」は、彼女が子守する6歳のフランシスのこと。

 

大学のクリエイティブ・ライティングコースを中退した主人公は、自分のことを「不可知論者でフェミニスト」と呼ぶなど、アメリカの大学生によくあるようにリベラル思想に薄く染まっている。子守先の家はレズビアンカップルで、「Black Lives Matter」の看板を庭に出すなどゴリゴリのリベラルなのだが、宗教には熱心で中絶反対。

 

今のアメリカを包むそうしたリベラルの空気を馬鹿にするでもなく、あからさまに称揚するでもなく、一歩引いたところから登場人物たちを温かく見守るコメディーに仕上がっています。

 

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