Tenet (2020 年、アメリカ/イギリス)
邦題: TENET テネット
9/7 at Light House Cinema
監督: Christopher Nolan
出演: John David Washington, Robert Pattinson, Elizabeth Debicki, Dimple Kapadia, Michael Caine, Kenneth Branagh
クリストファー・ノーラン監督の新作。『インセプション』、『インターステラ―』に続く、わけわからん系のSFアクション映画。エントロピーを反転させる、もうちょっと分かりやすく言うと、時間を逆行できる装置が未来から持ち込まれて、それを利用して世界を破壊しようとする悪党と戦う話。うん。しかし、映画を見ても、話の辻褄があっているのがどうかまったくわからない。『インセプション』、『インターステラ―』のときも思ったが、ノーラン監督の頭の中身はどうなっているのか。
A White, White Day (2019 年、アイスランド)
9/8 at Light House Cinema
監督: Hlynur Pálmason
出演: Ingvar Eggert Sigurðsson, Ída Mekkín Hlynsdóttir, Hilmir Snær Guðnason, Sara Dögg Ásgeirsdóttir
アイスランドのオフビートな映画。妻を交通事故で亡くした警察署長。妻と浮気をしていたと思われる男を追い詰めるのだが。。。低予算の地味な映画なのだが、アイスランドという珍しいロケーションもあってか、奇妙な気分になりながら楽しむことができました。
The Roads Not Taken (2020 年、アメリカ/イギリス/スウェーデン)
9/13 at Light House Cinema
監督: Sally Potter
出演: Javier Bardem, Elle Fanning, Laura Linney, Salma Hayek
イギリスのベテラン監督、サリー・ポッターの最新の作品。痴呆症を患う父親(バルデム)。仕事を抱えながらも父親の面倒を見る娘(ファニング)。父親を歯医者と眼科医に連れていく娘。痴呆症の父親は思うように動かない。仕事に遅れ、最終的には重要な仕事を失う。父親の過去のフラッシュバックが随所で挿入され、彼の人生の選択により、今の家族の生活があることが観客である私たちは知る。映画のタイトルに Roads という複数形がなぜ使用されているのか、映画の最後でわかる。
The Painted Bird (2019 年、チェコ/スロバキア/ウクライナ)
邦題: 異端の鳥
9/15 at Light House Cinema
監督: Václav Marhoul
出演: Petr Kotlár, Nina Šunevič, Stellan Skarsgård, Udo Kier, Harvey Keitel, Jitka Čvančarová, Julian Sands, Ala Sakalova, Aleksei Kravchenko, Barry Pepper
学生時代に翻訳小説をよく読んでいて、イエジ・コジンスキーの「異端の鳥」は面白そうだと思っていたんだけど、結局読まずじまいだった。この映画の予告編を見てから、ちょっと楽しみにしつつも、モノクロで3時間近くある映画なのでちょっと心配だったのだが、見てよかった。戦火に引き裂かれた東欧で、みなしごになった少年が癖の強いいろんな大人たちと関わりながら生き抜いていく。ステラン・スカルスガルド、ウド・キア、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズなど、曲者ぞろいの豪華キャスト。言語はインタースラビックという人工言語が使用されている。