たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

タバコのホウロウ看板

 

 

アイルランドでは今はもうタバコの宣伝は全面的に禁止されています。お店で商品陳列することすら禁止です。お店の人に商品名を言うと、だいたい後ろの扉を開けて商品を出してくれます。

 

しかし、昔はある意味、タバコはコマーシャルの華でしたよね。日本でも有名なハリウッド俳優を起用して宣伝したりしていました。

 

というわけで、今日は私がオークションや蚤の市で買ったタバコのホウロウ看板を見せびらかします。

 

まず、アフトンのホウロウ看板。

 

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ラウズ県ダンドークにあったPJキャロルというタバコ会社のブランドです。PJキャロルは今ではアメリカン・ブリティッシュ・タバコの子会社となって、ダブリンに本社を置いています。アフトンは2011年に生産中止になっています。これは、advert.ie という「売ります・買います」サイトで買いました。たしか160ユーロぐらいだったと思います。

 

続いて、もう1つアフトン。

 

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こちらは、ダブリン8区のニューマーケットで行われていた蚤の市で買ったもの。私が初めて買ったホウロウ看板です。ところどころ同じような山吹色のペンキで補修してあります。180ユーロ。

 

次ですが、これも PJ キャロルの製品。

 

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「アンチ・コンバイン・プラグ」と書いてありますが、パイプ用に詰める用のタバコですね。アイリッシュ・インデペンデント紙の記事によると、この製品は同社が初めて発売したタバコ製品だそうだ。メイヨー県のシックスマイルブリッジという町にあるオークションで買った。ハンマー・プライスは160ユーロ。

 

続きまして、オグデン社のロビンというブランドのたばこ。

 

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オグデン社は1860年リバプールで設立されたタバコ会社。1901年にアメリカン・タバコに買収されますが、1902年のインペリアル・タバコの設立に伴い、再びイギリス資本となります。会社は1960年代まで操業を続けていたそうです。ホウロウ看板にはパッケージが描かれていますが、その側面に「Imperial Tobacco Co. of Great Britain and Ireland」と書かれていますね。ハンマー・プライスは300ユーロ。

 

次は、「スリー・ナンズ」と「キングズ・ヘッド」というタバコ。

 

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これは、J&F Bell というグラスゴーのタバコ会社のホウロウ看板。「スリー・ナンズ」と「キングズ・ヘッド」というパイプ用のタバコの葉、そして「スリー・ナンズ」という紙巻タバコの3つの製品を1つの看板で宣伝しています。J&F Bell は 1904年に同じくグラスゴーにあったStephen Mitchell & Son という会社と合併しました。この看板が合併の前のものか後のものかは不明。文字しか書いてないんだけど、フォントの雰囲気とか、規格外のサイズ (縦長) とか、割と気に入っています。グーグルで検索しても画像が出てこない。ハンマー・プライスは220ユーロ。

 

次は、ウイリアム・クラーク&サンの看板。

 

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イリアム・クラーク&サン社は1830年にコークで創業された会社。1924年にインペリアル・タバコ傘下のオグデンに買収され、ダブリンに本社を移しました。この看板も文字だけのシンプルなデザインですが、ここに紹介した看板の中で私は一番好き。一番下に「Made in Dublin」と書いてあるところが気に入っています。ハンマー・プライスは220ユーロ。

 

 

最後はプレイヤーズのミニ・ホウロウ看板。

 

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サイズ感を出すためにモリーさんにご協力いただきました。同じくらいのサイズのポートワインのホウロウ看板とまとめて買った。3枚でハンマー・プライスが65ユーロでした。

 

アイルランド語で書かれたホウロウ看板については、こちらにちょっと紹介しています↓。

 

tarafuku10.hatenablog.com

 

 

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