国によって新型コロナウイルスによる感染率や死亡率にかなりの差があるわけですが、それを説明するためにいろいろな仮説が唱えられてきました。
たとえば、BCG。BCGが免疫力を高めているのではないかという説です。これについては、いくつかの国で真剣に研究が進められています。
それから、生活習慣。たとえば、挨拶のハグやキスをしない、手をよく洗う、家の中で靴を脱ぐ、などです。これに関する研究があるのかどうかは私は知りませんが、直感としてはそれもあるだろうな、と思わせられます。
今日、またおもしろい研究データを読みました。The New England Journal of Medicine 誌に発表された「Visualizing Speech-Generated Oral Fluid Droplets with Laser Light Scattering」という研究です。これは、人が話をするときにどれだけ唾液が飛ぶかを視覚化してみました、というものです。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2007800
これによりますと、”Stay Healthy” と人が言うとき、Healthy の中にある “th” の音を発声するときに、一番ツバが飛んだのだそうです。
そうしますと、th の音がない日本語をしゃべる日本人の感染率が低いことも頷けますね。なんていうのは冗談です。
しかし、前にも書きましたが、アイルランドの人は th の音を t や d で発音することが多いんですよ。だから、アイルランドの感染率はイギリスよりもずっと低いのかな、なんて思いたくもなります。まあ、違うと思いますけど。
こちらも以前に紹介しましたが、アイルランド人役者のコルム・ミーニーが出演したパディーパワー・ブックメーカーのCM。
このCMの中で、ミーニーはイギリスに対するしょうもない愚痴をユーモラスに連ねていくわけですが、その中の1つに「オレたちが 33 って言うのを笑ったりするよね」というのがあるのです。つまり、「ターティー・ツリー」みたいに聞こえるというわけです。
まあ、でもそれでほんとにコロナに感染する確率が低くなるんだったら、いくらでも笑ってください、っていう感じでしょうかね。今日のブログ記事はちょっと不謹慎だったでしょうか。