スウェーデンは、社会生活をあまり規制しない独自のコロナ対策を採用しているんですね。同国における現在の規制は以下のようなものです。
51人以上が集まる集会は禁止。
飲食店はオープンしているが、お酒もテーブルに座って飲むこと。また、テーブルの間隔を普段より空けること。
老人ホームに家族等が訪問するのは禁止。
小学校は開いている (中高大学は一時的に閉鎖)。
アイルランドは集会は禁止、飲食店はテイクアウト・デリバリー以外は駄目、学校はすべて閉鎖ですから、アイルランドと比較して (そして、他のヨーロッパ諸国と比較して)、スウェーデンの社会活動に対する制限はかなり緩いと言えます。
スウェーデン政府のアドバイザーを務めるヨハン・ギーセッカ教授(疫学者)のインタビューが昨日だか公開されました。インタビューしたのは、イギリスのアンハード (unherd) というオンライン雑誌です。
その内容が斬新だったので要約すると、以下のようになります。
- UK や他の諸国のロックダウン政策はエビデンスに基づいていない
- 正しい政策は、高齢者や弱い人を守ること
- その “副産物” として最終的に集団免疫が得られる
- UKは “180度のUターン” をする前の政策の方がよかった
- 最終的には、すべての国で結果はほぼ同じになるだろう
- Covid-19はインフルエンザと同様の一般的には軽い病気である
- 人々がこの病気を怖がる理由は、この病気が単に新しいから
- Covid-19の実際の死亡率は0.1%
- 大量抗体検査が利用できるようになるころには、UKもスウェーデンも50%以上が感染済みであるだろう
もちろん私は教授の言っていることが正しいのかどうかを判断する力はありません。おそらく未来にならなければ、教授の説が正しいかどうかは判断できないのだと思います。
さて、昨日、例によって散歩をしていたら、窓からこんな風な国旗を出しているおうちがありました。
「最前線で働いていくれている皆さんへ、100万回のありがとう」 。後半はアイルランド語です。