たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

アイルランドも準ロックダウン状態に

23日にボリス・ジョンソン首相がUK全土のロックダウンを指示しましたが、24日にはアイルランドも準ロックダウン状態に置かれることがレオ・バラッカー首相から発表されました。

 

www.irishtimes.com

 

必需品を売る店を除いてすべての店はクローズ。飲食店はテイクアウト/デリバリのみ。スポーツの試合は無観客でもだめ。5人以上で集まらないこと。運動で外に出るのはOK。この措置は少なくとも4/19まで続く。

 

アイルランドは有料でサービスのいいプライベートの病院と無料のパブリックの病院の2種類あるのだが、COVID19のパンデミック中は、プライベートの病院も事実上パブリックの病院のように機能する。

 

コロナウイルス危機で職を失った人には、週€350(約42000円)を国が支払う(通常は€203)。これには自営業も含まれる。休業期間も社員を雇用し続ける企業には、週€410を上限として70%を国が負担する。解雇してしまうと、危機が去った後に業務を通常に戻すのに時間がかかるので、それを避けるため。

 

どういう種類の店が営業を許可されるのかがおもしろいのでちょっと列挙してみる。食料品や新聞、安全または衛生に関わる家庭用品を売る店。薬局、眼鏡店、および関連商品を売る店。GSや燃料店。自動車/二輪/自転車の修理。ペット用の食べ物や薬を売る店。クリーニング店。銀行、郵便局。安全に関する消耗品を売る店(作業着など)。住居や事業所の保守/衛生/に必要なハードウェアや、園芸/農業/畜産業に必要な機器/消耗品/ツール。自宅で働く個人や事業所のためのオフィス製品やサービス。家庭向けの電気製品、IT、電話の販売、保守を提供する小売店

 

工事現場や工場は作業を続けていいそうです。

 

イギリスのロックダウンに比べると少し緩い感じですかね。イギリスは3人以上で集まってはだめ、とかでしたから。衣料品店や電化製品を売る店も閉じなければならなかったはずです。

 

Lockdownは都市封鎖/閉鎖と訳されることが多いようですが、「都市封鎖/閉鎖」はやっぱ違和感大きいですね。まず、田舎も対象になりうるわけだし。封鎖/閉鎖だとある地域への出入りを制限する印象です。だから、中国が武漢を閉鎖したのは都市閉鎖と訳してしっくりきます。

 

しかし、イギリスやアイルランドのLockdownは、上記の説明で分かるとおり、外出制限措置/命令みたいなもの。ある地域をロックダウン(封鎖)するのではなく、その地域に住む人を家の中にロックダウン(閉じ込める)ものだからです。でも、外出制限措置だとLockdownの持つ緊迫感が伝わらないんですよね。日本語化したいのはやまやまですが、日本人が「ロックダウン」というカタカナ語に対する集団免疫を獲得してカタカナで定着するシナリオもあると思います。

 

ちなみに、ジョンソン首相もバラッカー首相もご自身では「ロックダウン」と言う言葉は使っていなかったはずです。

 

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