先週の話ですけど、マンチェスター・ユナイテッドのファンの男の子がリバプールのクロップ監督に手紙を書いて返事をもらった話、日本でも話題になりました。あの男の子、ダラ・カーリー君はアイルランドの子なんですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200221-00370481-usoccer-soccheadlines.yahoo.co.jp
今季、リバプールは本当に強くて、先週末までで26試合して25勝1分け。ダラ少年は、マンUのスールシャール監督に手紙を書くかわりに、クロップ監督に「どうか負けてください」と手紙を書いたのです。
そしたらクロップ監督からけっこう長い返事がきた。ダラ少年のお父さんによれば、ドイツ語っぽい言い回しも使っているので、これは確かにクロップ監督が自分で書いたものだろうと。
クロップ監督の手紙には、君の願いをかなえることはできないが、マンUは君のようなファンがいて幸せだ。マンUとリバプールは偉大なライバルであって、お互いに対して大きな敬意をもっているんだ、といったことが書いてあったとか。
しかし、話はここだけでは終わらなかった。
先週の金曜日、Late Late Show っていうアイルランドの国民的トークショーに、たまたまロイ・キーンがゲストで呼ばれていた。そこで急遽、ダラ少年も呼ばれて、一緒に出演したんですね。
The absolutely brilliant moment when Man United fan Darragh Curley met Roy Keane on the #LateLate.
— The Late Late Show (@RTELateLateShow) 2020年2月21日
Text WOOF to 50300 to donate €4 to Irish Guide Dogs for the Blind. pic.twitter.com/BXvoaYGxAK
で、最後に、司会のライアン・タブリディが「ロイに何か聞きたいことある」と少年に振ったところ、ダラ少年は「キーンさんの子供の頃の夢は何でしたか?」と聞いた。
キーンは、いつものように半分独り言のような感じで「サッカーで食えるようになりたかった」と答え、彼にしてはとてもオープンに自分の気持ちを語った。そのあと、キーンがお返しに「君の夢は何なの」と聞いたところ、ダラ少年は「プロのラグビー選手になることです」。観客大爆笑。キーン苦笑い。最後にダラ少年が全部もっていった。