アイルランド食品衛生監督局 (FSAI) が国内の 11 の寿司屋 (企業向けに寿司を作っている会社 3 社とレストラン 8 軒) を検査したところ、90% が衛生基準を下回っていることがわかった。
問題の例としては、寄生虫を避けるためのフリーザーに必要とされる温度を上回っていた、バクテリアを避けるためのご飯の管理が不適切だった、冷蔵庫で行われるべき解凍が室温で行われていた、など。
指摘を受けた事業所はすべて、既に問題を解決済みとのこと。
アイルランドでは寿司は健康的な食品と捉えられていることから、需要が近年著しく伸びており、寿司をメニューに取り入れたレストランの数は 2018年初頭と比べて 1.8 倍になった。また、あるデリバリー会社 (Deliveroo や Uber Eats みたいな会社) によると、2015年のサービス開始以来、寿司のデリバリーは 1.6 倍になったそうだ。
ずっと昔に、寿司屋でバイトしていた友人から聞いた話ですが、店頭に置いて売るパックの寿司の場合、シャリの温度を必ず 4 度以下に保てとか、いろいろ厳しい衛生基準があるようです。日本より厳しいかもしれない。
日本の場合は、職人さんはちゃんと修行しているし、消費者の目や舌も肥えているし、長い伝統と高い経験値があるので、最適な基準が確立されていると思いますが、アイルランドのお店はそうでない場合も多いと思うので 、厳しい基準があったほうが安心かもしれませんね。