たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

アイルランドのサッカー・リーグ

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天気も良かったので、サッカーの試合を見てきた。アイルランドのリーグの試合です。私の応援するシェルボーンFC (Shelbourne FC) は、2年前に財務面のトラブルに見舞われて2部落ち。昨日の相手は、今シーズン昇格してきたMervue United (ゴルウェー) でした。結果は 7-0 で圧勝。首位を堅持しました。今年は昇格あるかなー。

 

Jリーグでは秋→春制への移行が議論されていましたが、アイルランド共和国のリーグは雪の降らない地域としては珍しく春→秋制です。以前は、欧州の主要リーグと同じく、8月に始まって5月に終わるという形態だったのですが、数年前に春→秋制に移行しました。これには、アイルランドでも人気の高いイングランドのリーグとの競合を避けるという意図があったと聞いています。イングランドでリーグが休止中の夏にも試合をやって、観客を呼び込もうということです。試合を主に金曜日の夜に行うというのも、同じ目的があるのだと思います。イングランドは主に土曜が試合日ですので。

 

アイルランドのサッカー・ファンはだいたいイングランド・プレミアのクラブかスコットランドのセルティックを応援しています。余談ですが、Celtic ってのは不思議な単語で、チーム名のときはセルティック (バスケのボストン・セルティックも含め) なんですが、それ以外は必ずケルティックと発音します。マンチェスター・ユナイテッドやリバプールのファンが多いですね。ファンになるきっかけは、お父さんやお兄さんがサポだったというのが多いと思いますが、少年時代に強かったチームのサポになる人も多いようです。たとえば、70年代の前半にチェルシーが強かった時期があるのですが、この時期に少年時代を過ごした今 50歳前後の人は、チェルシー・サポの人が他の年代に比べて多いです。作家のロディー・ドイルさんや私の会社 (いちおう会社組織なんです) でお願いしてる会計士さんがこのタイプです。

 

残念ながら、アイルランドのサッカー・ファンでも、アイルランド・リーグの試合を追いかけている人は少数派です。昨日の試合は 1000 人ぐらい入ってたかな。1部で優勝争いしていた時代にはこの倍は入っていたと思いますが。下の写真のようにバックスタジアムには人を入れてません。スタジアムは Tolka Park っていう一万人規模のサッカー専用競技場です。専用競技場はやっぱりいいですよ。選手の声やスパイクの音が間近に聞こえて臨場感あふれて。日本もこの規模のスタジアムがいくつもできればいいのにと思います。観客の規模にあわせたスタジアムの方が観戦体験の質は数段上がります。醸し出される雰囲気が違いますもん。

 

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アイルランドのリーグもアイルランド代表の選手が 1 人でも生まれてくれれば注目も集まると思うんですが、そこまではなかなか。とりあえずは、国の人口もそんなには違わないけど、ローゼンボリなどがチャンピオンズリーグにコンスタントに出場してるノルウェーあたりが目標になると思います。しかし、アイルランドは十代の有望選手がイングランドのチームに根こそぎ引き抜かれちゃうんで、ほんま厳しいですわ。