セント・ブレンダン病院の跡地に DIT (ダブリン工科大学) のキャンパスができるという話を以前書きましたが、もうオープンです。正直な感想を言いますと、失礼ながら、アイルランドにしては仕事が早い!
9 月 8 日オープンって書いてあるでしょう。ほんとに今日が開校なんですね。
何か大きなイベントがあると、こちらの JAF にあたる AA が黄色い看板出して道案内してくれるんですけど、出てました。
入口はこんな感じ。
石造りの古い建物を生かして歴史とモダンさの両方を感じさせます。地面も石畳ですね。印象としては、ちょっと修道院っぽい。
開校したと言ってもまだ一部だけで、今年からこのキャンパスで学ぶのは 1000 人だけだそうです。予定では 2017 年にダブリン各所に散らばる DIT 校舎がここにまとめられ、10000 人を超える学生が通うことになるそうです。
ですので、キャンパス内は工事中のところがたくさんあります。
工事のフェンスには、今年の卒業生が描いた「Welcome to Grangegorman」の絵が描かれています。
芝生もまだ生え揃ってないの、写真でも分かりますか?
私がキャンパスを歩いたのは今日 (8 日)の午後だったんですが、まだ人影はまばら、という感じでした。広々とした空間で気持ちよく散歩できましたけど。
DIT キャンパスを含むこの一帯は、グランジゴーマン開発局っていうところが中心になって再開発してるんです。大昔の刑務所の建物とか、広い敷地も残っていて、小学校とか病院とかいろんな施設ができそうです。下の写真は、かつての刑務所でセントブレンダン病院の事務部門が入っていた建物。築 200 年ほどで、薄気味悪いほど重厚です。
Luas (軽鉄道) の新しい路線も既に具体的になってたんですね。知りませんでした。セントスティーブンス・グリーンから、ドーソン、トリニティ、オコネルを通って、グレンジゴーマンを抜け、カブラのブルームブリッジ駅につながるそうです。これも、2017 年の開通を目指しています。