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2012 年欧州選手権予選 アイルランド 1 - 0 アルメニア

2012 年欧州選手権の予選が始まりました。

 

アイルランドは、敵地の首都エレバンでアルメニアと戦い、1 対 0 で勝利。幸先の良い滑り出しとなりました。

 

アイルランド先発メンバー:
Given (Man City); O’Shea (Man U), Dunne (Aston Villa), St. Ledger (Preston NE), Kilbane (Hull); Lawrence (Portsmouth), Green (Derby), Whelan (Birmingham), McGeady (Spartak Moscow); Doyle (Wolverhampton), Keane (Tottenham)
サブ:
Fahey (Birmingham) for McGeady (68 mins), Keogh (Cardiff) for Keane (85 mins)
得点:
Fahey (76 mins)

 

アルメニア、いいチームでしたよ。危ない場面も結構ありました。アイルランドにもチャンスがあったんだけど、キーン選手が 2 回外したのと、セント・レジャー選手のシュートがキーパーに阻まれたりして、76 分までこう着状態。試合内容からいっても引き分けかなー、敵地で引き分けならまあしょうがないか、などと思っているところに、交代で入ったファヒー選手が得点しました。ローレンス選手 (たぶん) からのロングボールが前線のキーン選手に入って、2 人のディフェンダーに囲まれながらもボールを確保。ドイル選手がしぶとくつないで、フリーのファヒー選手が決めた。最後、押し込まれたけど、そのまま逃げ切って勝ち点 3 をゲット。同グループの他の試合は、ロシアがアンドラを、スロバキアがマケドニアを順当に下した。アイルランドの次の試合は来週火曜のアンドラ戦 @ Dublin。

 

トラパットーニ監督の選手選考はほぼ予想通りなんだけど、グリーン選手のスタメン起用は意見の分かれるところ。ポジション争いの相手は Man U のギブソン選手で、クラブ・レベルの実績で言えば、断然ギブソン選手なんだけど、監督はグリーン選手になんかチームに必要な特徴を見出したんだろーなー。テレビ解説でも意見は分かれて、ダンフィーは「結構いい選手 (more than half decent)」って言ってたけど、ジャイルズは「それほどでも」みたいな言い方だった。

 

中盤は勤勉実直な選手ばかりで、一発で試合を決めるようなスペシャルなことができるわけじゃないから、アイルランドの戦術はロングボール。ターゲットはドイル選手。ドイルはそれほどガチムチっていう印象じゃないし、顔もかわいいので、見かけはターゲットマンっぽくないんだけど、昨日はとても利いてた。彼が頭で落としたボールをキーンが拾うって形で、とてもいい感じの 2 トップのコンビネーション。

 

トラパットーニ監督の交代も当たった。単なるインスピレーションなのかロジックがあるのかしりませんが、マギーディー選手に代えて出したのがなぜだかファヒー選手。そして彼が試合を決めた。

 

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ファヒーは若くして才能を認められてイギリスにわたり、アーセナルなんかでやってたんだけど芽が出ずに帰ってきた。アイルランドのリーグで 5 年ぐらい頑張って、去年イングランド・プレミアのバーミンガムと契約。今年代表デビュー。キャップ 4 つ目で初得点。27 歳。

 

敵地で勝ち切ったのが大きいですね。アルメニア、手ごわいから、他のチームもここに来て勝ち点 3 とるのは結構むずかしいですよ。

 

(写真は Fahey 選手 Photo by struway on Wikimedia Commons)