カタツムリ郵便

Snail Mail は文字通りに訳すとカタツムリ郵便ですが、遅い郵便、従来の郵便屋さんが配達する郵便のことです。電子メールの対義語として使われます。

昨日に引き続き、アイリッシュ・タイムズ紙の一面下部に載った記事。今日は、私の好きや郵便ポストに動物ネタをからめた、豪華な組み合わせの記事です。題して、「Snailmail gets new meaning as molluscs seal off postbox」。「軟体動物のせいで郵便ポストが使用禁止になり、カタツムリ郵便に新しい意味が加わった」ぐらいの意味。

カタツムリが手紙を食べちゃうせいで、ティペラリー県のある郵便ポストが使用禁止になったという記事です。

郵便局の取集係の人が、ある郵便ポストにカタツムリがいっぱい住みついちゃって、手紙を食べているのを発見しました。ポストの中がジメジメしてたので、カタツムリが寄ってきちゃったのです。

この郵便ポストは、壁に埋め込まれてる式のものですね。(アイルランドの郵便ポストの種類についてはこちら)。写真を見ればおわかりいただけると思いますが、V R と入ってますので、ビクトリア朝、19 世紀後半のものとなります。

郵便局では、「このラブリーで古いビクトリア時代の郵便ボックス」が再利用できるように、湿気とカタツムリの侵入を防げる形に作り変えることができるか、検討してみるそうです。

この写真が秀逸なんですよね。緑のポストに蔦がからまり、中央の王冠の上をカタツムリが這っている。キャプションは「使用停止となったティペラリー県キルモイラーの郵便ポスト、カタツムリが悪びれもせず王家の招待客となっている」。写真は、David E. Kelly カメラマン。

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