たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

水漏れ (2/2)

 

2010 年 1 月: アイルランドに戻ってきてから マネージメント会社のマネージャーに電話。ここで爆弾発言。部屋のダメージは私が自分のお金で直さないといけない。なぜならば、2009 年 11 月に保険の契約が更新され、10000 ユーロまで免責になったから。うひょー。

 

確かに 11 月ごろ、なんか通知がポストに入ってたんだけど、プレミアムが 10000 ユーロになったのかと勘違いしてた。このマネージャーさん、私が話をしようとすると、延々話を遮ってくる。私はAre you gonna finish me 攻撃を繰り出す。フランクさんはそうは言っていなかったよー、と文句を言うと、フランクが何を言ったかは私は知らない、フランクに代わると。さすが、めんどくさい仕事は部下に振る。マネージャーの鑑である。

 

しかし、まあ、フランクさんに話せるだけでも成果あり。実際、すぐにフランクさんが出てきた。フランクさんは、いやもう保険の契約内容が変ったからってことで逃げようとするんだが、さすがにこれは私も納得できない。なんで、保険の内容が変わることを知らせてくれなかったのよ、水漏れのことは知ってたよね、というと、フランクさんは、もう他にもいろんな問題があるんで私のまで手が回らなかったんだよ、とか言うので、It seems you thought my problem was a lesser one とか嫌味を言いつつ、I may be sounding sarcastic などとご機嫌取りつつ、but you can’t do this to me. もうあとは you can’t do this to me の波状攻撃。部屋の修繕のために私は何カ月タダ働きをしなければならないんだと同情を誘いつつ、保険の更新前にアジャスターも部屋の様子を見に来てたんだからちょっと話をしてみてよ、と理詰めで話すと、わかった、してみるとのこと。

 

この時点で私はそうとう暗い気分でした。あー、車買おうと思ってたお金で、部屋直さんといかんのかな、と。いくらかかるか見当もつかなかったし。

 

数日後、ショーンさんが電話をかけてくる。観に行くからと。

 

おー。
 
2010 年 3 月: ショーンさんが 1 回見に来て作業の見積もりをする。数日後に左官屋さんを連れてやってくる。

 

まず、詰め物をして。。。

 

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その後、漆喰を塗る。

 

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結構、仕事早い。漆喰乾くまで 3 日ほど待って、そいでペイント塗れば終わりだから、とショーンさん。

 

2010 年 4 月: 2 週間ほど待っても誰も何も言ってこないので、こちらから電話しようかと思っていたところに、ペインターのエイダンさんという人から電話かかってくる。見に行くからと。見に来た。状況を説明する。フランクさんに聞いてたのより、現実はずっとひどいらしい。フランクさんは、天井の漆喰のとこをちょちょいと塗ればオッケーっすよ、ぐらいの調子だったらしい。

 

エイダンさんがフランクさんに電話して交渉、その後、私に電話をくれる。マネージメント会社は漆喰のところしかペイント代払わないと言っていると、しかし当然のことながら、そこだけ塗ったんじゃ見苦しいことになる。壁全体、天井全体を塗り変えないとマダラになっておかしいと。で、その分は私が払えと。最初は、えっ、と思ったけど、まあでもそれはリーズナブルなんじゃないかと考えなおす。保険が利いたとしても、被害のないところまで新しくしてもらう部分はカバーされないでしょう。見積もりを聞くと 400 ユーロ。

 

で、先週の火曜あたりから昨日の月曜にかけてエイダンさんが来てくれて、部屋を塗り変えてくれた。私のベッドルーム、リビングルーム、バスルーム、ホールエリア。これらのスペースの天井と壁が全部新しく塗りなおされて 400 ユーロ。まあ悪くない。

 

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新しいペンキの匂いの中でこれを書いてるんですけど、なんだかアパートが生まれ変わったみたいです。職人さんは、たぶんみんな仕事のできる人ばかりだったんだろうけど、説明もちゃんとしてくれるし、気持ちのいい人ばかりでした。ふー。