テンプルバーの外れの Crow Street というところにテンプルバー・ブックショップという古本屋があります。今日、ランチを食べに街に出た帰りにそこによったんだけど、古めの絵葉書がおいてあって、1枚1ユーロだというのでアイルランド関係のを見繕って21枚ほど買いました。
その中になんだかよくわからない絵葉書があって、説明はドイツ語で書いてある。Glencree/Irland と書いてあったので、アイルランドの Glencree という場所のものだろうということで買ってきた。Glencree はどう考えてもアイルランドの地名でしょうということで。


家に戻ってきてドイツ語を Google Translate で訳してみると、どうやらドイツ人の戦没者の墓地らしい。「第一次世界大戦の戦没者6名と第二次世界大戦の戦没者126名が眠るこの戦没者墓地は、ドイツ戦没者墓地委員会によって拡張され、1961年7月9日に開設された。」みたいなことが書いてあるらしい。
Google Map で調べてみると、Glencree はカウンティ・ウィックローにある村だ。絵葉書の写真がいつ撮られたものかはわからないが、ストリートビューを見てみると、今でも同じような建築物がたっているのがわかる。「Glencree German war cemetery」というタイトルで Wikipedia 英語版にも項目が立っている。
Wikipedia の記事によると、この墓地に眠るのは第一次世界大戦時のドイツ兵捕虜6人。そして、第二次大戦の戦没者126人とは、イギリスがドイツ人の民間人抑留者をカナダの収容所に移送していたのだが、ドイツ軍がその船をアイルランド・ドニゴールのトーリー島沖で魚雷で沈めたときの犠牲者である。あと、ハーマン・ゴルツ (Hermann Görtz) というアイルランドで第二次世界大戦時に活動していたドイツ人スパイの墓地もある。
地図を見てみると、すぐそばに「平和と和解のためのグレンクリー・センター」(The Glencree Centre for Peace and Reconciliation) という NPO の本部がある。紛争の予防や和解のためのいろんな活動をしているところらしい。もともとは英国軍の兵舎のあったところで、併設されているカフェの名前は Armoury Cafe。兵器庫を改装してカフェにしているのかもしれません。ドライブやサイクリングの途中に寄る人も多いらしい。
そのほかの絵葉書も、マイナーな会社が出した中途半端に古い (70 年代から 80 年代くらい) のものが多くてよかった。値段も1枚1ユーロとお手頃。イーソン (Eason) が昔は絵葉書も出していたのは知らなかった。