たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

タルスクのラスクローアン・ビジター・センター

ロスコモンから北に19kmのところにタルスク (Tulsk) という小さな村があります。N5とN61の交差点のまわりに広がっています。人口241人。

 

この村にはラスクローアン・ビジター・センター (Rathcroghan Visitor Centre) なるものがあります。私もまったく知らなかったのですが、このあたりは先史時代および有史初期にコナハト王国の首都で、タルスク近辺には当時の遺跡がたくさん残っているそうです。この遺跡群を総称してラスクローアンと呼びます。6平方キロの範囲に240を超えるの考古学的遺跡があり、そのうち60が国定記念物に指定されています。基本的には構造物はほとんどなくて、タラの丘と同様に人工的な円形の土の隆起が残っているとか、そんな感じです。

 

ビジター・センターはパネルと模型の展示を中心としたこじんまりとした施設です。また、タルスク周辺の歴史の解説などもあります。入場料は6ユーロ。窓越しに遺跡の1つが見えますが、遺跡を見て回りたい方には2時間半のガイド・ツアーが用意されているようです。

ビジター・センターの建物

ラスクローアンの鳥観図, Image by Barzac Tatak, Creative Commons CC0 1.0 Universal Public Domain Dedication

ビジター・センターの道路を挟んで向かい側には僧院の廃墟もあります。

 

タルスクの村は小さすぎて通り過ぎてしまったのですが、クルーニークイン (Clooneyquinn) という小さな集落に古い電話ボックスと郵便局の看板がありました。周りを見渡しても郵便局らしきものはありませんでしたが。ほんとうに偶然なのですが、このクルーニークインこそ、この前私がバリジェームズダフまでベンチに座る像を観に行ったパーシー・フレンチが生まれた場所です。

 

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