たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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ラウズ (Louth) の村

ラウズ (Louth) の村はラウズ県の名前の由来となった村ですが、あまり普段耳にすることはありません。県都ダンドークやドロハダは人口が44000人を超えているのに、ラウズの村の人口は約700人です。正直な話、存在感は薄いです。キャリックマクロスからも近いので、どんな場所なんだろうとこの目で確かめるために行ってきました。

 

村はパブが3軒ほど、コンビニも2軒ほどあります。新しい建売住宅みたいなのもできていて、人口は増えているようです。

 

この村にはいくつも遺跡があります。おそらくもっとも重要なのは聖モクタの家 (St. Mochta's House) という遺跡なのですが、下調べしていなかったので見そびれてしまいました。ですので写真は Wikipedia から。ここは、イギリスから来たキリスト教宣教師で聖パトリックの弟子の聖モクタ (Mochta) が6世紀に修道院を作った場所です。現在の聖モクタの家の建物は12世紀後半のものと言われています。

Photo by LouthHeritage, Creative Commons

次は、聖ジョン教会。この建物は19世紀初頭に建てられたもの。ダブリンのGPOを設計したフランシス・ジョンストンの手によるものです。言い伝えによれば、この教会が建つ丘は聖パトリックと聖モクタが毎日のように会って会話した場所だそうです。19世紀の末頃には信徒が少なくなり、1920年には俗用に供することになりました。それからは荒れるがままに放置され、現在も草木に埋もれていて道路から写真を撮ることしかできませんでした。

 

続きまして聖メアリ・アビー。この修道院ができたのは12世紀ですが、現在残っている建物のほとんどは13世紀のもの。ヘンリー8世 (在位 1509 - 1562) のときに解散したそうです。

 

それから聖ピーター&ポール・アビーの遺跡もあると案内看板に書いてあったので探したのですが全然見つからない。帰ってきてから Wikipedia で調べてみると、今世紀に入って突然崩れてしまったと書いてあります。ただ、それなら地方新聞の記事になってもよさそうなものですが検索してもそういう情報は出てきません。なのでちょっと判断は保留。案内看板だけ載せときます。

 

 

こちらは現役のカトリック教会。チャーチ・オブ・ザ・イマキュレート・コンセプション。

 

コンビニ。私の好きな野良ガソリン・スタンド (ロードサイドのガソリン・スタンド) がありました。


 

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