たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

Red Cliff レッドクリフ

昨日なんだけど、「Red Cliff」っていう映画を見に行きました。三国志をベースにしたアクション中国時代劇です。監督はジョン・ウーなんだけど、私は昨日までジョン・ウーとアン・リーが一緒になってました。アン・リー監督って、ブロークバック・マウンテンみたいなドラマを撮ってもすごいし、ミッションインポシブルIIも撮っちゃうし、すごい人だなーと思っていたら、MI2はジョン・ウーでしたね。ウー監督、ごめんなさい。

観にいって何に驚いたかっていうと、2時の回だったんだけど、観客が私ひとりだったんです。ゆったりと最後列の真ん中の席に座って大画面を独り占めです。私専用の映写技師さんがリールを回してくださるんですね。嬉しいやら、申し訳ないやら。みなさん、Light House Cinema に見に来てあげてください。料金も普通のシネコンとかよりちょっと安いです。

Red Cliffって日本などでは2作にわけて公開したらしいんだけど、私が見たのはヨーロッパ向けに1本にまとめた短縮版です。金城武さんと中村獅童IIさんが出てて、金城さんはStrategistっていうか戦略家の役で、他の役者さんが汗かいて戦闘シーン演じてるのに、ひとり涼しい顔して頭が切れることを見せつける、おいしい役だった。中村さんは「硫黄島」の役どころとほとんど同じで面白かったです。

セリフは中国語で英語字幕だったから、その点では話はわかりやすかったんだけど、中国人の役者さんの区別がつかなくてこまった。この人、敵だったっけ、味方だったけ。今、やっつけてんの、やっつけられてんの、みたいな。子供のころ、水曜ロードショーや日曜洋画劇場を見て、どうしてアメリカの映画はいつも同じ人が出てるんだろうと思っていたことを思い出した。子供の頃は白人さんの顔の区別がつかなかったんだよ。

戦闘シーンは迫力あったし、次々に繰る出される荒唐無稽な戦略とか見ごたえあったけど、最後は結局、勝った方が「おれたちは平和のために戦った、正義は勝つ、めでたし、めでたし」になっちゃうんですよね、戦争アクションって。