お椀の中のフェイスリフト

土曜日のアイリッシュタイムズ紙には「Magazine」という雑誌が付いてきます。先週号の表紙が日本人女性だったんですね。

中の記事を読むと、この人はロンドンに住む Sano Makiko さん。1995 年に今は別れてしまったご主人と結婚するためにイギリスにわたり、ケータリングのお店で働き始め、自分の店を持ち、今度は『Sushi Slim』という本まで出すそうです。4 人のお子さんがいる自称 39 + 2 歳。

内容は、タイトルからもわかるように、若々しさを保つための健康的な日本食レシピ本です。

エキゾティックなお料理を食べてヘルシーになりましょうっていう提案ですから、アイルランドの人の心にも響くものがあるのではないでしょうか。Sano さんの存在自体が美容にもよい食生活の優れた宣伝になっていると思います。

日本食が日本人によってメディアで語られることって、こちらではあまりないんですよね。寿司シェフになるためにどうしたらいいかと師匠に聞いたら、まず魚屋さんで働けと言われて、ロンドンの魚屋に2年間勤めたりとか、いろいろ苦労もされてるようですが、ジェイミー・オリバー並みのセレブリティ・シェフになるのも夢ではありません。陰ながら応援いたします。