アイルランドはダブリンのAVIVAスタジアムでセルビアと戦い、1-1で引き分けました。強豪セルビアに引き分けと一応の結果も出ましたし、試合内容もよかったようです。
前半20分にセルビアがコーナーキックからミリンコヴィッチ=サヴィッチのヘディングで先制。アイルランドは85分にゴール前の混戦からセルビアがクリアしたボールが味方にあたってゴールに入るというオウン・ゴールで同点に追いつきました。
アイルランドは3日前のアゼルバイジャン戦のスターティング・メンバーから4人が交代。アンドリュー・オモバミデレ、ジェイミー・マグラ、ジェフ・ヘンドリック、アラン・ブラウンが入りました。ディフェンダーでノリッジ所属のオモバミデレは初先発です。19歳。アイルランドは今3-4-2-1のフォーメーションで戦っていますが、この試合では右のセンターバックを務めました。非常に良いパフォーマンスだったようです。
前半はセルビアのペース。1点取った後もがんがん攻めてきたみたいで、こういう姿勢は見習いたいところ。後半の終盤になってアイルランドが攻勢に転じ、ロスタイムにはシェーン・ダフィーのヘディングであわや勝ち越しかというところまでいきました。
アゼルバイジャンとの引き分けで、スティーブン・ケニー監督は首が涼しくなっていたのですが、ファンはケニー監督を支持しているようで、「In Kenny We Trust」なんていうバナーも観客席に踊っていました。次の監督として、元イングランド監督のサム・アラダイスの名前なんかもあがっていたようです。
ちなみにセルビアの監督は元名古屋のドラガン・ストイコビッチです。
この3連戦で評価が爆上がりしているのはゴールキーパーのギャヴィン・バズヌ選手。19歳。現在はマンチェスター・シティーからレンタルされてポーツマスでプレイしています。ダブリン生まれでナイジェリア系。この試合でもすばらしいセーブを連発。彼がいなければ引き分けには持ち込めなかったでしょう。
セルビア戦の結果と内容はポジティブなものだったので、ケニー体制もしばらくは存続。前途に希望を持つことのできる試合となりました。
他球場の結果は、アゼルバイジャン0 – 3ポルトガル。ルクセンブルクはお休み。
アイルランドの次の試合は 10 月 9 日の2022ワールドカップ予選第 6 戦、対アゼルバイジャン@バクーです。
アイルランド: Gavin Bazunu; Shane Duffy, John Egan, Andrew Omobamidele; Matt Doherty, James McClean, Josh Cullen (Jayson Mollumby 66), Jeff Hendrick (Conor Hourihane 78), Alan Browne (Callum Robinson 58); Jamie McGrath (Daryl Horgan 66), Adam Idah (James Collins 78)