以前、OnlyFans で人気者となって大儲けをしているウィックロー県の理髪師の男性のことを書きましたが、昨日の夜にヴァージン・メディアで OnlyFans に関するドキュメンタリーが放送されたようですね。私は見てませんが、その男性、マティー・ギルバートさんもインタビューに答えていたようです。OnlyFans はセクシー系投稿プラットフォームです。
アイリッシュ・タイムズ紙に番組を見てのレビューが掲載されていました。番組のタイトルは「Only Fans: Ireland’s X-Rated」。
レビューを書いたエド・パワー記者によりますと、軽くて楽しいが、批評性には欠けるドキュメンタリーで、ヴァージン・メディアが得意とするタイプのものだそうです。
ギルバートさんが月に50,000ドル稼いでいることは前にも書きましたが、インタビューに答えた別のコンテンツ・クリエーター (女性) は月に140,000 ドル稼いでいるそうです。
しかし、いろいろ変なことを頼まれるそうです、なんかを入れた (記事ではぼかしているので何かわかりませんが) ウォーター・ボトルを送ってくれとか、足のクローズアップを撮って送ってくれとか、登録者からはいろんなフェティッシュな要望も送られてきて、ギルバートさんはため息をつきます。「稼ぐためには働かないかんのだよ」だそうです。
このドキュメンタリーは、どうも投稿者のインタビューが中心のようで、視聴者が知りたいような情報があまり含まれていない、というのがパワー記者の不満です。アイルランドに OnlyFans スターは何人いるのか? ユーザーは何人か? 自分のセックス・チャンネルを運営することによる長期的な心理的影響は何か? 精神状態やプライベートな恋愛関係に影響はあるのか? そういう情報がないようです。
そんな中でも、そうした批評性が最も出てるのは、コークからコンテンツを投稿しているミーガン・スミスさんのインタビュー。彼女は数年前にリベンジ・ポルノの被害にあい、自殺未遂も起こしたとか。現在は、ソーシャル・メディアを断ち、OnlyFans はお金を稼ぐための方法であると割り切っているそうです。そのお金で大学に行って、画像を使った性的虐待に関する心理学的研究を学びたいそうです。
スミスさんによれば、スターになって贅沢な生活が送れると思って多くの若い女性がOnlyFans に投稿を始めるのだが、ほとんどの人は成功しないそうです。「現実を見る必要がある。これはセックス・ワークだ」だそうです。
OnlyFans はソーシャル・メディア界隈では邪魔者扱いされているようですね。ギルバートさんによれば、OnlyFans を始めてから TikTok の再生数はガタ落ちになったとか (彼はもともと TikTok で筋トレ動画をあげていました)。また、別の OnlyFans スターのインスタグラムのアカウントは削除されたそうです。
また、OnlyFans をやっていることで、友人・家族・恋愛関係にヒビが入ることもあるし、外見をけなされることにビクともしないメンタルを備えないといけないようです。
番組は最後は明るい感じで終わります。ギルバートさんの奥さんのマリアさんも、以前は基本的にパートタイムの撮影係でしたが、現在は看護の仕事をやめて、フルタイムで一緒に出演しているそうです。男性だけよりも、男女のコンビの方がはるかに稼げるそうです。顔出しする前は目出し帽を被って出演していたそうですが、それを見た1人の視聴者から、彼女は IRA のメンバーなのか? と聞かれたそうです。