たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

くじ引きで家を当てよう

 

 

アイルランドにお住まいの方は、慈善団体や地元のスポーツ・クラブなどの資金集めの一環として、ラッフルズ (Raffles) と呼ばれるくじの抽選券を買ってくれ、とお願いされたことがあると思います。賞品代などの必要経費を引いた残りが寄付金となるわけです。

 

そのラッフルズと同じような方式で、ドネゴール県に住む 4 姉妹が家を売りに出しているというお話です。

 

www.irishtimes.com

 

4姉妹が売りに出した不動産は、モダンな設備を整えたファームハウスと、それに隣接する以前はホステル/キャンプサイトとして使われていた建物。土地の広さは 1.59 エーカー (約2000坪)。ドネゴール・タウンとキリベグの間にあります。余計な情報かもしれませんが、マシュー・ブローデリック & サラ・ジェシカ・パーカー夫妻のホリデー・ホームも近くにあるそうです。

 

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ここでホステルを経営していたのは、4姉妹の両親です。残念なことに2018年に相次いで亡くなりました。お母さんは脳腫瘍で亡くなったのですが、今回の売り上げの中から、お世話になったボーモント病院の基金に 5% を寄付するそうです。

 

4姉妹はこの不動産を450,000 ユーロで売りに出していたのですが、ブレグジットパンデミックなどいろいろあったので、いったん取り下げました。そして、先週の金曜日にくじ引きを使って売り出したのだそうです。

 

今は、そういうオンラインのプラットフォームがあるのですね。4姉妹が今回利用したのは、イギリスの raffall.com というサイトだそうです。手数料は10%。

 

今回のくじの値段は1口10ポンド。150,000口が売り出されています。現在、4500口が既に売れているそうです。全部売れれば、75,000ポンドがボーモント病院の基金に寄付されることになります。当選者は、不動産が手に入ることはもちろん、追加で50,000ポンドもらえます。このお金で改装したりしたいんだったらしてください、ということですね。抽選日は5月14日。

 

昨年の8月にも、同様のくじ引きを使用して、カナダに住むアイルランド人夫婦が150年ほど前に建てられたメイヨー県のコテージを売りに出し、Covid-19と戦う医療関係者のために100万ユーロ近くの資金を寄付したそうです。当選者はダブリンのストーニーバターに住む女性。1口だけチケットを買ったら当選したそうです。

 

 

 

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