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ダイアナ妃の結婚式のケーキが1850ポンドで落札される

 

40年以上前に行われたダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式を記念するケーキが競売に掛けられ、1850ポンド (約27万円) で落札されたというニュース。

 

www.independent.ie

 

結婚式のケーキは公式に23個作られたそうだが、そのうちの1つがエリザベス女王のお母さんの住むクラレンス・ハウスという邸宅に配られた。今回競売に出されたのはそのケーキの一部。

 

当時、クラレンス・ハウスで家政婦として働いていたモイラ・スミスさんは、スタッフからケーキをおすそ分けしてもらった。スミスさんは大事な日の記念としてそのケーキをラップに包み、箱に入れて屋根裏にしまいこんだ。

 

2008年にスミスさんは亡くなり、その直後にご家族がグロスター州のサウス・サーニーにあるドミニク・ウィンター・オークショニアという競売会社のオークションに出品した。このときの落札価格は調べたけれど残念ながらわからなかった。結婚式から約40年が経過して、このケーキは再び同じ競売会社でオークションにかけられることになった。

 

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ケーキのサイズは 20 x 18 x 4 cm。重さは800グラム。ひとりで食べる分には少し大きいですね。中央に赤青金で王家の紋章が描かれており、周りには銀色の馬や木の葉っぱが配置されています。アイシングとマジパンがベースだそうです。

 

外箱の蓋にはスミスさんが手書きで説明を貼り付けているのですが、Diana のつづりが Diane になっているのはご愛敬。

 

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今回落札したのはリーズに住むジェリー・レイトンさん。ロンドンのテムズ川でラグジュアリーな船を貸し出すのが仕事だそうです。

 

レイトンさんは君主制の支持者であり、結婚式のドレスを観るためにケンジントン宮殿まで行ったこともあるそうです。レイトンさんの年齢は書いてありませんが、彼は既に遺書をしたためており、15の慈善団体が相続先に指定されているそうです。ご家族はいらっしゃらないのかもしれません。今回のケーキもレイトンさんが天国に召された後は、どこかの慈善団体に寄付されることになるようです。「なんとかして食べたい気持ちを抑えなければ」ともおっしゃっています。

 

競売会社が設定した当初のガイド価格は 300 – 500 ポンドでした。さて、食べられるかどうかですけど、マジパンはけっこう日持ちがすると言われているものの、競売会社は「食べない方がよい」とアドバイスしています。

 

 出品アイテムの説明↓

* Charles (1948) Prince of Wales & Diana (1961-1997) Princess of Wales. A large slice of cake ici

 

 

 

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