昨日、東京の下町を友人と散歩してきました。
人形町で柳屋っていう有名なお店でたい焼きを食べた後、浅草寺へ。本堂は修復中で、大きな竜の絵が描かれた幕に覆われていました。
お参りをして、本堂の中でおみくじを引いたら、出た数字は三。凶でした。
願い事: かなわない
健康: 病気は長引くけど治る
失物: みつかりにくい
待人: なかなかこない
旅行: しないほうがいい
結婚: 見合わせたほうがいい
健康: 病気は長引くけど治る
失物: みつかりにくい
待人: なかなかこない
旅行: しないほうがいい
結婚: 見合わせたほうがいい
さんざんですね。
納得がいかないので、ズルをしてもう一回引くことにしました。今度は境内の別の場所にあるおみくじです。
出てきた数字はもちろん三。なんなんでしょうか。百まで数字がある中で三を連続で引くとは。当然のことながら文面もまったく同じの凶でした。
打ちひしがれながら、浅草花やしきに迷い込みました。そしたら、ボッカ・デラ・ベリタを模した占いマシンが置いてあったのです。ボッカ・デラ・ベリタは、「ローマの休日」っていう映画にも出てきた、偽りの心がある人は手を口に入れると手が切り落とされるっていう伝説のある彫刻ですね。100 円だし、これはやるしかないでしょう。
手を入れると電気的に手相を読んでるみたいです。しばらくすると、ぺろんって占い結果がプリントアウトされました。
どうもイタリア語からまんま翻訳したらしい。面白いので全文を書き写します。原文は全部半角カタカナで書かれていますが、読みにくいので漢字を混ぜてみます。
アナタハ物質的ナモノヲ追イ求メヤスク
利己主義的デ疑リブカイ人デアロウトスル
傾向ガアリマス。
利己主義的デ疑リブカイ人デアロウトスル
傾向ガアリマス。
アナタハ人間ノ持ツ自然ノチカラヤ能力
トイッタモノニアマリ信頼ヲ感ジテイナイ人デス。
トイッタモノニアマリ信頼ヲ感ジテイナイ人デス。
アナタハアナタ自身ノ精神力ヲ上手ニ
活用スルコトノデキル人デス。
活用スルコトノデキル人デス。
アナタノ人生ノ道ノリノ中デ
愛情関係ニオイテ幾度カノ、裏切リヤ不幸ヲ
体験サセラレル恐レガアリマス。
愛情関係ニオイテ幾度カノ、裏切リヤ不幸ヲ
体験サセラレル恐レガアリマス。
アナタノ心カラノ決断ガ周リノ人カラ
ノ助言ヤアナタノ生活環境ノ状態
ナドニヨッテ影響ヲ受ケテイマス
ノ助言ヤアナタノ生活環境ノ状態
ナドニヨッテ影響ヲ受ケテイマス
アナタノ性ニ対スル限リナイ欲求ニヨッテ
アナタ自身タビタビ恥ズカシイ思イヲシタリ面倒ナ
状態ニ陥ルコトガアリマス。
アナタ自身タビタビ恥ズカシイ思イヲシタリ面倒ナ
状態ニ陥ルコトガアリマス。
一部意味の通じないところもありますが、私の恋愛体験がたいへん不幸であるということだけはよくわかります。
園内にはほんとの占い師さんに手相を見てもらえるコーナーもありました。もうこうなったら毒を食らわば皿までみたいな気持ちになって、占い師さんに身を委ねることにしました。前に一回だけアイルランドでサイキックに将来を見てもらったことはありますが、日本でこの手の体験をするのは初めてです。
占い師さんは60代とおぼしき男性。昔、警視庁の鑑札にいたそうです。手相を見る前に生年月日を聞かれて、あなたのラッキーナンバーは、みたいな話になります。
「ラッキーナンバーなんだと思う?」
「あー、8ですか」(あてずっぽう)
「違う」
「4か9のどっちかじゃないですか?」
「違います。最後のチャンス」
「じゃあ、2」
「いやあ残念、あなたのラッキーナンバーは。。。」
「あー、8ですか」(あてずっぽう)
「違う」
「4か9のどっちかじゃないですか?」
「違います。最後のチャンス」
「じゃあ、2」
「いやあ残念、あなたのラッキーナンバーは。。。」
もうお分かりですね。私のラッキーナンバーは3だったんです。
でも、このおじさんの占いは本当によく当たったような気がします。勇気付けられもしました。いろんなことを言われたんですが、たとえば、私は本当にいい友人に囲まれているそうです。私もそのとおりだと思います。