
ロンドンのソンドハイム劇場でミュージカル『レ・ミゼラブル』を見ました。ウェストエンドでミュージカルを見るのはたぶん35年ぶりくらい。前回見たのは『キャッツ』だった。そのときはまだ日本で会社に勤めていて、一週間の予定でロンドンに旅行に来ていたのでした。そのときロンドンであと何をしたかというと、どこかのライブハウスで無名のバンドのライブを見た。ライブハウスはたぶん有名な場所だったと思うんだけど名前が思い出せない。バンドは Loaded という名前だったと思うが、今 Wikipedia で探しても項目は立っていない。あと、左利きの人用商品の専門店にも行った。Anything Left Handed という店だったと思う。そして、ロンドンがあまりおもしろくなかったので、急遽予定を変更して一泊旅行でダブリンにまで足を伸ばしたのだった。これが私のアイルランド初上陸。
思い出話はそのくらいにして、今回のロンドン旅行のメインの目的は帝国戦争博物館の見学だったのですが、夜に観光で行くところがあるのは嬉しいです。いわゆるナイト・エコノミーですか。グループで出かけていればパブに行くとかもいいでしょうけど、一人の場合は観劇など最適です。ウェストエンドは劇場がいっぱいあるからチョイスも豊富。有名ややつを見ようということで、『オペラ座の怪人』とどっちにしようか迷ったのですが、映画を見たことがある『レ・ミゼラブル』の方にしました。
いや、しかしロンドンのミュージカルのチケット価格はかなり高いですね。というか良い席がとても高い。200ポンドぐらいします。ダブリンのボード・ガシュ劇場だとその半分ぐらいですかね。まあキャパがボード・ガシュ劇場の方が大きいんです。2100 人くらい。ソンドハイム劇場は 1100 人ぐらい。
私はそんなにいい席は要らないので後ろの方の59.75ポンドの席で見ました。客席はほぼ満杯。
映画で印象に残っているシーンは、まずファンティーヌ役のアン・ハサウェイが『I Dreamt a Dream』を歌うシーン。ハサウェイはそれまで演じた役の印象もあってかアンチも多かったし私も実はうっすら嫌いでした。しかし、ファンティーヌ役で女優として新たな境地を切り拓きました。アカデミー賞も獲ったし。もう1つ印象に残ったのは、学生たちが蜂起して『Do You Hear the People Sing?』を歌うところです。つまり、どっちも主人公であるジャン・バルジャンのシーンではないんですよね。
しかし、あらためてミュージカルを見て再確認したのは『レ・ミゼラブル』はジャン・バルジャンの物語なんですね。ネタバレになりますけど、波乱万丈の人生のあと、先にあちらの世界に行っているファンティーンや学生たちに迎えられながらジャン・バルジャンはこの世を去っていきます。彼の人生を縦糸に、彼を取り巻く人々の人間模様や当時の世相が描き出されるわけですね。壮大な物語を存分に堪能することができました。
