たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ダブリン・リバティーズ蒸留所

今日 (2/24, sun)、ショップを見るついでにカフェでお昼ごはんを食べようと思って、久しぶりにティーリング蒸留所に行ってきました。それで、最近このあたりにもう1つ蒸留所ができただか、できるだかの話を聞いていたので、あたりを散歩してみました。

 

そしたら、ティーリング蒸留所のちょうど裏側、ほぼ背中合わせの位置に蒸留所ができていました。その名もダブリン・リバティーズ蒸留所。

 

イメージ 1

 

オープンしているようだったので中に入ります。ショップでミニボトルを3本ほど購入。POSコードのスキャンの仕方とか、50ユーロ札の偽札発見ペンの使い方とか、まだ慣れてない感じです。

 

イメージ 2

 

お店の人に、いつオープンしたのか聞いてみると、実は正式オープンは明日だとのこと。今日はスタッフのトレーニングも兼ねて、仮オープンの状態なのだそうです。

 

見学ツアーについても聞いてみたところ、実は3時からツアーをやるのだという。時計を見ると2時50分。こちらもトレーニングを兼ねているので、今日は参加料はいらないとのこと。もちろん参加させてもらうことにします。

 

イメージ 3

 

今日のツアー参加者は12人。近所に住んでいるアイルランド人5人、スウェーデン人の熟年カップル3組、そして私です。みんな、たまたま迷い込んできた人です。

 

ガイドさんは、若いスペイン人女性のミリアムさん。語り口も初々しい感じ。

 

ツアーは「ウォーター・ルーム」と呼ばれる部屋から始まります。ここでウェルカム・ドリンクとしてハチミツ入りウィスキー・リキュールをいただきます。モニターも用意されていたので、本来ならビデオ上映を行う計画があるのかもしれませんが、今日はガイドさんのお話。アイリッシュ・ウィスキーの簡単な歴史とか、ここリバティーズ地区の歴史とかですね。

 

イメージ 4

 

このリバティーズ地区というのはダブリンのほぼ中心地にある地域です。18世紀後半ごろのアイリッシュ・ウィスキーの最盛期には、何十もの蒸留所がこの地域にひしめきあっていたんですね。ちなみに、ギネスの工場もこの地域にあります。

 

いよいよ製造設備の見学に入ります。残念ながら撮影禁止でしたので写真はありません。

 

ここの設備は独立系の蒸留所としてはかなり大きいです。仕込みや発酵のタンクは3階建てビルの高さほどあります。ポットスティル(蒸留器)は3つあって、これもしっかりしたサイズです。

 

稼働したばかりということもあってか、匂いや熱などの現場感はまだありせんでしたが、樽をうまい具合に配置したりして、見学者向けに「見せる」演出も工夫していました。

 

さて、いよいよバーでの試飲です。

 

イメージ 5

 

ここの蒸留所のウィスキー・ブランドは2種類あって、1つが「ダブリナー」、もう1つが「リバティーズ」です。きょう試飲するのはダブリナーの3年ものと、リバティーズの5年ものです。

 

イメージ 6

 

先日、アイリッシュ・ウィスキー・ミュージアムに行ったときも、試飲でダブリナーが出てきたんですが、あんまりおいしいと思わなかったんですね。今日もその印象は変わりません。

 

一方、リバティーズ5年ものは納得の味。スパイシーで複雑な深みのある味わいです。こちらはお薦め。
イメージ 7

(上の写真はすべてミニボトルです)

 

お値段は正確にはちょっと忘れてしまったのですが、700ml ボトルでダブリナー3年ものが30ユーロをちょっと超えるくらい。リバティーズ5年ものが45ユーロくらい。ウィスキー・リキュール(赤ラベル)が25ユーロくらいでした。

 

あと、デッド・ラビットというブランドのウィスキーもショップで売っていたのですが、こちらはアメリカの会社の製品で、ここの蒸留所が技術や販売の点で提携しているのだそうだ。

 

イメージ 8

(ミニボトルです)

 

蒸留所がオープンしてしばらくしたら、もう一回行ってみたいと思います。ツアーの完成度も高くなって、写真撮影もOKになるような気がするので。

 

ツアーの所要時間は1時間ほどと最初言われましたが、実際には45分くらいで完了しました。

 

あと、カフェも併設です。
イメージ 9