たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

オークション (その3)

オークションその3、ということで、今回はちょっと品のいいオークションの話をします。

 

オークション会社はグラフトンストリートの近くにあるホワイツ (Whyte's) というところ。

 

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ここは 1783 年創業ですから、230年以上の歴史があります。ここは月に 1 回か 2 回ぐらいオークションをやります。美術品がテーマのときもあれば、アイルランド関係のコレクター向けアイテムがテーマの場合もあります。

 

私が行ったのは 10 月になりますが、「歴史、文学、収集アイテム」の回。

 

ここは PDF 形式のカラーのカタログがオンラインで用意されてるんですね。

whytes.auctioneersvault.com

 

売られるモノは、地図、本、食器、手紙や手書き原稿、写真、勲章、ビンテージの広告、鉄道関係のアイテム、通貨、紙幣、玩具などです。第二次大戦時の日本軍兵士が残した日の丸の寄せ書きもありました。

 

で、オークションの会場がまたすごくて、フリーメーソンの建物。

 

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フリーメーソンというと秘密結社と思われがちですが、普通に中に入れます。館内のガイド付きツアーもあるようです(予約制)。

 

オークションの会場はこんな感じ。

 

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受付をしてもらったときの係りの人の対応がもう物腰が柔らかくて、品がいいんですわ。

 

それから、いまはインターネットでお家にいながらにして、リアルタイムで入札できます。入札画面はこんな感じ。

 

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左上におじさんが映ってますが、これ、写真じゃなくて、リアルタイムの動画です。あと、電話での入札もありのようです。

 

では、私が買ったモノをご紹介します。

 

じゃーん。

 

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アイルランド国鉄のエナメル看板。このマークはその形状から「空飛ぶカタツムリ」という愛称で呼ばれています。グレナギーリー駅にかかっていたものだそうです。落札価格は 280 ユーロ。はい、高かったです。

 

落札したら、すぐにオフィスの方にいって、お金を払って品物を引き取ることができます。クレジットカードで払うと2%だか加算されるので、現金かデビットカードをもっていった方がいいです。

 

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上の写真は、いわゆる青シャツ党 (今のフィネゲール党の元になった) の本物の青シャツ。飾ってあったものを写真撮らせてくださいとお願いしたら、係りの人が写真撮りやすいように向きを変えてくれて、胸のあたりに付いてたロット番号の札までわざわざ取ってくれた。対応がめちゃ品がいいんですわ。

 

で、Whyte's では、今度の日曜と月曜に「スポーツ・エンターテイメント記念品」のオークションをやります。ロック・ポップス、映画、スポーツ関係のお宝がいろいろと出品されております。

 

カタログはこちら。

whytes.auctioneersvault.com

 

ポスターで安いのだと推定価格が 20 - 30 ユーロとお手頃なのもありますし、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。ビューイングは金曜からで、見るのは無料のはずなので、気軽に入って行って大丈夫と思います。落札価格に 25% の手数料が追加されますので、気を付けてください。

 

http://www.whytes.ie/
38 Molesworth Street, D2