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2016 ヨーロッパ選手権予選第 3 戦: ドイツ 1-1 アイルランド

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2002 年 6 月 5 日の鹿島スタジアムを覚えていますでしょうか。W 杯の一次リーグ、アイルランド対ドイツ戦。1 点を追うアイルランドが後半ロスタイムにロビーキーンの得点で引き分けに持ち込んだ試合です。

 

シャルケ04の本拠地、ゲルゼンキルヒェンのフェルティンス・アレーナで開催された昨日の試合も同じような結末になりました。この試合が 100 キャップ目となるジョン・オシェイが最後の最後に決めて、アイルランドは勝ち点 1 をお持ち帰りです。

 

アイルランドの先発メンバーは、まずトップにキーン。これだけの経験と得点嗅覚のある人は外せないと。それで、キーンの後ろにエイダン・マギーディー。左サイドはジェームズ・マクレーンでこれは順当なんだけど、右サイドにはフィジカルの強いジョナサン・ウォルターズ。マギーディーは最近クラブで真ん中やってるとはいえ、これはサプライズ。前線に体の強い人が 1 人ほしいんだったら、普通にウォルターズをトップにして、その後ろにキーンで、マギーディーはサイドでいいんじゃないかと思うんだけど。フーラハンは残念ながら、というか、やっぱり、というかベンチ・スタートです。

 

対するドイツは主力の引退やら怪我やらで、4 カ月前に W 杯決勝でアルゼンチンと戦った 14 人のうち、今回出場したのは 6 人だけ。スコットランドに苦戦、ポーランドに敗戦で、世界チャンピオンの貫録は全然ありません。

 

試合の序盤はドイツのポゼッションが 65% とかだったので、ドイツのペースっちゃそうなんだけど、ミドルを打ってくるぐらいで、決定的なチャンスみたいなのは無し。アイルランドにとっては注文通りの試合経過です。

 

前半は 0 対 0 だったんだけど、後半にクルースのミドルシュートで先制を許します (71 分)。疲れのせいか詰めるのが遅れましたね。

 

それで 1 点取らないと仕方ない状況になって、フーラハンを投入するとやっぱりボールが回り出すんですね。もちろん、この時点ではみんなが点を取るために積極的になってるってこともあるんでしょうけど。最後はフーラハンのクロスがちょっと長いかと思ったんだけどヘンドリックがうまく折り返して、ゴール正面からオシェイが押し込みました。

 

RTE の解説陣はフーラハンを最初から出してポジティブに臨めばいいのにと熱っぽく語っていましたが、フーラハンも 3 回ぐらい不用意にボールを失ったりしてましたし、マーティン・オニール監督のチーム・セレクションがそんなに間違ってるというわけでもないと思う。ただ、展開力というか視野の広さはマギーディーと比べるとフーラハンが段違いにいいです。マギーディーの持ち味はスピードだし。

 

他球場の結果は、ポーランド 2 - 2 スコットランド、ジブラルタル 0-3 グルジア。ポーランド対スコットランドが引き分けたので、アイルランドとポーランドが勝ち点 7 で並び、そのあとどドイツとスコットランドが勝ち点 4 で追うという展開になりました。

 

アイルランドの次の試合は、11 月 14 日のアウェイ、スコットランド戦。

 

アイルランド先発メンバー:
REPUBLIC OF IRELAND : Forde (Millwall); Meyler (Hull),O'Shea (Sunderland), Wilson (Stoke), Ward (Burnley); McGeady (Everton), Whelan (Stoke), Quinn (Hull), McLean (Wigan); Walters (Stoke), Keane (LA Gaalxy)
サブ:
Hendrick (Derby) for Whelan (53), Gibson (Everton) for Keane (63), Hoolahan (Norwich) for Quinn (76)

 

アイルランド得点:
O'Shea 90+4

 

ドイツ得点:
Kroos 71

 

写真はアイリッシュタイムズから。4 番が得点を決めたオシェイ。
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