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世論調査でシンフェイン党の支持率がフィネゲールと並ぶ

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今日のアイリッシュタイムズ紙に載ってたのですが、同紙が調査機関と協力して行った世論調査において、シンフェイン党がついにフィネゲール党と並んで支持率が同率首位になりました。

 

主要政党の支持率は以下のとおり。フィネゲール (連立政権のメインの党) 24%、シンフェイン 24%、フィアナフォイル 20%、労働党 (連立政権のジュニアパートナー) 9%、無所属/その他 23%。(パーセンテージは「決めてない」(23%)を除いた数値)。

 

シンフェインは前回調査 (今年 5 月) から 4% も伸ばしました。ダブリンにおいて最も支持率の高い政党となりました。また、アイルランドの男性に最も支持率が高い政党もシンフェインです。支持率が高いのは、低所得者層 (37%)、若年層だそうです。年齢があがるにつれ、所得が上がるにつれ、支持率は下がる傾向です。また、女性よりも男性の方が支持率がかなり高いそうです。

 

ただ、この支持率がそのまま票につながるかというとそう簡単ではないかもしれません。5月の世論調査でシンフェインの支持率は20%だったのですが、その数日後の一斉地方選挙では15%の票しか取れませんでした。(フィネゲールやフィアナフォイルは支持率と得票票が一致)。

 

フィネゲールは最近、上院議員 (選挙じゃなくて推薦で選ぶ) の指名にコネを使ったとか大問題になってたんですが、前回とは支持率には変化なし。

 

労働党ジョアン・バートンが党首になって初めての世論調査でしたが、支持率が2%アップ。バートン個人の党首としての満足度は 37%で他の党首を押さえてトップ。前党首のエイモン・ギルモアは20%でしたから、そこからは大幅なアップです。労働党の最近の低迷ぶりはひどかったのですが、少し持ち直してきました。バブルの後処理で政府は社会保障とかカットしなきゃいけなくて、労働党はその矢面に立たされたのがつらかったですね。普段は社会保障を充実させましょうって言ってる党ですから。

 

フィアナフォイルは5%も落としてるんだけど、明確な理由が特にないんですよね。数字だけからみると、シンフェインに食われたのかなと思いますけど。

 

オンライン版の記事に付けられた読者のコメントから:
Colm Gillis さん
私は 90 年代にシンフェインをサポートしていました。当時、シンフェインをサポートすることは正気の沙汰とは思われていませんでした。時代は変わるものです。