ウルグアイのスアレス選手がまた相手選手に噛みついて、FIFA から 4 か月間の出場停止処分を受けました。スアレス選手にはマウスピースの着用を義務付けるべきだ、なんて冗談で言っている人もいました。
ところが、宣伝のためにスアレス選手にロゴ入りのマウスピースを W 杯の試合で嵌めてもらおうと真面目に考えていた会社がありました。
もちろん、こういうことを考えるのはあそこしかありません。アイルランドのブックメーカーのパディーパワーです。
パディーパワーは、前回、イングランド・プレミアシップでスアレス選手が出場停止処分を受けたとき、復帰試合で同じような宣伝を企んで、彼のエージェントに連絡したそうです。そのときは、ギャラの金額で折り合いがつかず、話は流れたのですが、今回もう一度交渉したところ、試合前の国歌斉唱の際にスアレス選手がパディーパワーのロゴ入りマウスピースを着用するということで話がつきました。契約金額は 100 万ユーロ (約 1 億 4000 万円) です。
ご存じのように、FIFA がスアレス選手を出場停止処分にしたので、この企画は実現しなかったのですが、まあ、これはスアレス選手のためにも実現しなくてよかったと思います。
「PP」っていうのが Paddy Power の頭文字です。